毎年5月と11月に行われる、アロマテラピー検定。
私は、2017年5月のアロマテラピー検定1級を受検し合格しました。
「1級」とはいえ、アロマテラピーの世界では、全く入口に過ぎない知識が問われる検定内容です。それでも、勉強したことで、なんとなく良い香りだから~、身体に良さそう、気持ちがいいし、という理由だけで楽しんでいたアロマテラピーを、少し理論的に捉えることができるようになりました。
そんなアロマテラピー検定。
1999年の第1回検定から、年々受検生を増やし、2016年の時点で累計受検者数は約42万人!なかなか人気の検定になっているようですね。
そこで、今回から数回に分けて、私のアロマテラピー検定1級合格体験記を書いて行こうと思います。
まずは「アロマテラピー検定って何?」というところから。
アロマテラピー検定とは?
公益社団法人 日本アロマ環境協会が主催する検定試験で、公式ホームページでは、次のように説明されています。
アロマテラピーの効用が、家庭だけでなく、ビジネスシーンや医療・介護の現場でも注目されるようになり、安全に実践できる知識がますます求められています。
アロマテラピー検定で基礎知識を習得することにより、さまざまな場面で植物の香りを役立てられるようになります。また、さらに学びを深めることで、アロマテラピーのプロフェッショナルを目指すこともできます。
ちょっと難しい書き方ですね。
要するに、アロマテラピーのベーシックな知識を確認する検定です。
どんな方にオススメかというと、こんな方。
- 自分や家族などの健康維持にアロマテラピーを活用したい
- アロマテラピーを体系的に学びたい
- さらに上位の資格取得を目指したい
- 今の仕事の幅を広げたい
検定は2級と1級がありますが、1級合格後は、公益社団法人 日本アロマ環境協会に入会して更にプロフェッショナルなコースを受講し、上位資格を取得することで、職業としてアロマテラピーにかかわることも可能になる、いわばアロマテラピーの登竜門的な検定です。
実は、アロマセラピストや、アロマテラピーのインストラクター等の仕事をするためには、国家資格等専門の資格は必要ありません。医師、看護師、弁護士など、プロフェッショナルな職業は、そのための国家資格を持っている必要がありますが、アロマセラピストにはそれがないのです。
極端な話、自分でアロマテラピーを学びつくして、アロマテラピストとして活動することも、できないわけではないということです。
でも、やはり、仕事として行うからには、本当にその仕事ができる力を持っているという証明は大事ですよね。客観的に評価された資格を持っているということはお客様からの信頼にもつながりますし、自分自身としても資格者としての責任を持って取り組むために重要なものだと思います。
私は、友達の紹介でドテラ社のエッセンシャルオイルに出会い、その、豊かで不思議な香りと、植物が持つ肌への優しい効果にすっかり魅了されてしまい、ハンドクリームを作るところからアロマテラピーを始めました。
当時、悩まされていた手荒れが、友達がくれた、ラベンダーとティートリーとフランキンセンス、クラリセージ入りのハンドクリームを使ったところ、みるみるとおさまっていったのです。
そんなふうに、かなり実用的な効果からアロマテラピーに入ったのですが、使っているうちに、ダイレクトに脳に働きかける香りのためか、過去の辛いことや蓋をしていたことを思い出してケアしていくという、自己再生につながっていったという不思議な経験をしています。
そのために、この小さな瓶の中にギュッと詰まった精油のチカラを知りたい、勉強したい、と思って、アロマテラピー検定の勉強を始めました。
1級合格後、更にプロフェッショナルな資格も検討しましたが、本業が別にあることを勘案して、まだ1級どまりです。
今後、ステップアップを考えていないわけではありません。でも、家庭でアロマテラピーを楽しむのなら、アロマテラピー検定1級の知識があれば、随分安心して楽しめるというのが実感です。
逆に、全く知識がないと、例えば光毒性といって、紫外線に当たると炎症を起こす可能性のあるレモンやグレープフルーツ、ベルガモットなどを肌に塗ったまま外へ出てしまったりなどの危険なことをしてしまう可能性もあります。そんなことをしないためにも、アロマテラピーを楽しむのであれば、検定受検を検討してもいいのかな、と思います。
学ぶって、楽しいことですしね!
次回は、「何級を受ける?2級から?いきなり1級?それともダブル受検?」について書きたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(*^^*)