人生は遊園地
144㎝ミニマムサイズ女子が楽しむ気になることとか、グルメとか楽しいこととか子育てとか。。人生丸ごと遊園地にしちゃおう
本や映画や

ジャズも友情も恋も極上(^^♪映画「坂道のアポロン」を観ました♬

2018年3月10日から公開中の映画「坂道のアポロン」を観てきました(*^^*)

「坂道のアポロン」あらすじなど

舞台は1960年代の佐世保。父を亡くした西見薫という高校1年生の男の子が、親戚の家へ引っ越し転校してきたところから始まります。幼い頃から独りぼっちだった薫の唯一の楽しみが、ピアノ。小高い丘にある高校までの「いまいましい坂道」を登って登校し、周囲から不良と呼ばれる川渕千太郎と、優しくて可愛らしいクラス委員の迎律子と出会います。千太郎を通して知ったジャズの魅力と一生ものの友情、そして、千太郎を想う律子への恋心。それぞれの想いがジャズを通して編まれ、一生こんな素敵な時間が続くんだ、と誰もが思っていたときに、あることをきっかけに、千太郎が姿を消してしまいます。そして、10年後—

原作は「月刊Flowers」(小学館)に連載され、第57回小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい!2009オンナ編」第一位に輝いた、同名のコミック。2012年にはアニメ化もされています。

私は、コミックは読んでいないのですが、アニメのDVDボックスを持っていて大好きなので、実写版も楽しみにしていました。

だって、「坂道のアポロン」は、ストーリーもすごく良いのですが、ジャズセッションも見どころだから、やはり、動く、音が出る!っていうのが魅力。アニメのセッションシーンは、ゾクゾクするほどカッコいい。それもそのはず、演奏は、ピアノは松永貴志さん、トランペットは類家心平さん、ドラムは石若駿さんといった、気鋭のジャズ演奏家が参加した本格的なものだから。実写版は、どんなふうに仕上がっているんだろう!というのも楽しみでした(*^^*)

「坂道のアポロン」実写版のジャズシーンも迫力だった

果たして、映画のジャズセッションシーンも、迫力でしたよ~♬

薫を演じた知念侑李さんは、ピアノ歴ゼロというところから撮影までの8か月、猛練習を積んで、劇中の演奏は吹き替え無しというから、驚きです。千太郎を演じた中川大志さんは、1年だけドラムを習ったことがあるそうですが、やはり猛練習をして、見事なジャズドラム。役者さんって、すごいですね。

それから、千太郎が兄貴分として慕う大学生の淳一役のディーン・フジオカさんは、見事なトランペットと甘い歌声(^^♪

迎律子の父親でレコード店「ムカエレコード」の店主を演じた中村梅雀さんは、味のあるベース。

主な演奏曲は、「モーニン(Moanin)」、「マイ・フェイバリット・シングス(My Favorite Things)」、「いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)」、「バット・ノット・フォー・ミー(But Not For Me)」などのスタンダードナンバー。

劇中の演奏は吹き替え無し、と言うことですが、パンフレットを見ると、演奏にはピアノ成田祐一、ドラム山田玲・渡邊シン、トランペット類家心平、ベース鈴木正人とあるので、セッション以外に映画で流れるジャズ音楽は、プロの演奏家によるものなのでしょうか。

私はジャズが好きなので、ジャズの話ばかり書きましたが、評価の高いコミックが原作だけあってストーリーは極上だし、演じている役者さんたちも魅力的。特に、千太郎はアニメのイメージそのまんまで驚き。律子を演じた小松菜奈ちゃんは可愛すぎるし♡ 若者向けの青春映画(笑)と決めつけず、すべての世代の人に観てもらいたいオススメ映画です♬