2人の子供たちがちょっと手が離れたので、ジャズピアノを習い始めました。
月2回、1回1時間。ジャズ専門のミュージックスクールに通っています♬
ピアノはすごく好きで、4歳から15歳までクラシックを習い、ソナタアルバムまで入ったころに高校受験のためにレッスンはやめました。たぶん、私と同世代の方なら、バイエルから始めて、ブルグミュラー、ソナチネ1・2、そしてソナタという順番で進んでいっている人が多いんじゃないかな~。だから、その世代の方なら、どれくらいの程度かわかりますね(*^^*)
まあ、中学校の合唱コンクールの伴奏ができるくらいかな。その程度の腕前ですが、個人で楽しむには十分(*^^*)
大人になってからは、自分で楽譜を買ってきたり、耳で聴いてコピーしたり楽しんできました。
群馬から、他県の大学へ進学し、就職した東京で出会ったのは、ジャズピアノ!
住んでいた街、吉祥寺には、手ごろなチャージのジャズバーがあって、一人でも足を運んだものです。
そして、どうしても私も、あの、ジャズのアンニュイで破壊的な和音が弾きたい、どうしようもなく身体が揺れちゃうリズムに乗りたい~!と、勢いに乗って習い始めては、仕事や人生のイベントなどを言い訳にして、半年も続かずにやめてしまう。。。というのを繰り返していました。
門を叩いたジャズスクールは5本指で足りるかな。。。(汗)
やめるたびに、「いつか、もっと時間ができたら。。」という正統派に見せかけた言い訳と、決意になっていない抱負とともにフェイドアウトしてきました。
まぁ、それはそれで仕方なかったと思うけど。とまた開き直る(笑)
それでも、今回は、気長に続けられるようにしよう~と開始して、はや1年半。続いています!発表会にも1回参加。発表会の練習のためジャズセッションまで参加しちゃったり!
⇒発表会の記事はこちら プロトランぺッター類家心平さんと合わせてもらった初めてのジャズ発表会♬
⇒セッション参加の記事はこちら ジャムセッションって何?前橋の老舗ジャズバー「ダウンビート」でジャムセッション・デビューしてきました(*^^*)
仕上げた曲は、6曲!(たったの)
ま、「仕上げ」と言ってもジャズに正解はありませんから、私なりのレベルで、私なりの方向性で、フレーズ⇒アドリブ⇒フレーズの流れで先生と合わせられるようになれば、いったん仕上げ、という流れです。
それでも、仕上げは仕上げ。今やっている「Blue Bossa」も、コードを覚えて、フレーズを変形したアドリブを考えて、次回流せるようになれば仕上げかな。
今度はどの曲にしよう~!?
大人になると、なかなか次の目標とか、節目とか、って仕事で強制的に決めさせられる目標以外では、なかなか見つけにくいですよね。でも、習い事をすることで、そんな小さな節目と、小さな達成感が味わえるのは、本当にありがたいこと!
もし、あなたも、何か習い事を始めたいな~と思ったら、はじめてみることをオススメしますよ。
でも、やはり、大人の場合は、仕事や家庭との絡みで、なかなか続けるのが難しいというのが現実的な問題としてあるのではないでしょうか。
私も、そういう「大人の事情」で挫折を繰り返してきたので、よく分かります。
そこで、自分の経験から、大人がジャズピアノレッスン(あるいは他の習い事)を続けるポイントをまとめてみます。
目次
大人のジャズピアノレッスン(または他の習い事)の続け方
1.大人の習い事は、生活を圧迫しないスケジュールとレッスン料が大事
大人が習い事を始めるときには、いくつかのハードルがあります。
まずは、大人の場合、仕事や家事や育児で忙しかったりする場合が多いので、スケジュール的に無理があっては続きません。
また、レッスンを受けるには費用が掛かりますから、当然、その費用が家計を圧迫して、優先すべき生活費や子供の教育費などに影響が出るのも好ましくありません。
ですから、何かを習いたいな、と思ったときに、実際にスクールに通う形であっても、通信教育などの自宅で受けられるレッスンであっても、自分の生活スケジュールと家計の中に無理なく組み込めるか、シミュレーションをしてみましょう。
私の失敗例をお話すると、子供たちがヤマハでキッズゴスペルレッスンを受けていた時期に、子供たちがレッスンを受けている裏時間に、ちょうどジャズも教えられる先生が同じヤマハの教室に来ていたので、これならできるだろう、と習い始めたことがありました。レッスン料は、許容できる範囲でしたし。
子供たちのレッスン時間と重なるから好都合と思っていたら、これが、当時の私にとっては大誤算。
というのは、フルタイムで働く会社員ワーキングマザーにとって、休日や、子供達を誰かに任せられる時間というのは、とても貴重な猶予時間です。その間に、銀行ATMへ行ったり、買い物を済ませたり、終わっちゃいそうな化粧品を買いに行ったりしていたのができなくなってしまい、他の時間に大きなしわ寄せがきてしまったのです。
また、ピアノの場合、レッスンを受けるだけでなく「家で練習する」というのも必要なもの。小学生二人を抱えたフルタイムのワーキング&シングルマザーの私には、練習する時間をとることもままならず、2か月で崩壊。。(苦笑)
先生とスクールにゴメンナサイして、私のジャズピアノレッスン挑戦〇回目は、あっけなく終了してしまったのでした。
ですから、今回は、満を持して、子供達が中学生と高校生になるタイミングまで待ちました。そして、子供達が学校や部活へ行っている時間を利用して、レッスンに通うことにしたところ、家族にも自分にも無理がなく続けられています。
練習時間の方は。。。相変わらずですが。。(苦笑)それは、後ほど「先生選び」のところに書きます。
2.大人の習い事には、ある程度の強制力や節目がある方がいい
大人が何か習うときに、「忙しいから自分のペースでできるほうがいい」とか「少ない回数のほうがいい」「行きたいときに行けるチケット制がいい」とか、とかく「自由なこと」が大事と思われがちです。
確かに実際に、かっちり決まりすぎてしまうのは現実的でなく、ある程度の「自由さ」は大切です。でも、あまりに自由だと「ま、今月はいいや。。」「今は忙しいから、また後で。。」「チケットの有効期間内に消化できればいいかな。。」などと、ズルズルと引っ張られてしまうという面もあります。
私は、大人になってからダンスを習ったこともありますが(色々やってる・・笑)、チケット制だったために「また今度」「今日は忙しいから」を繰り返し、結局、チケットを消化できずに辞めてしまったことがありました。
皆さんが皆さんそうなるわけではないでしょうが、ですから、大人の習い事は、生活に絶対に必要な強制力のないことだからこそ、続けるには「ある程度の強制力」が大事だと思います。例えば、「月2回」とか「隔週の土曜日」とか、「次までにここまで練習しておきましょう」とか。本当に続けたかったら、ある程度の緊張感があるほうが続きます。
また、「大人の習い事だから誰に見せるわけでもないし、発表会や展示会とか検定などはなくていいかな。。」と思う方。それは、真逆の発想です。発表会や展示会、検定等、「節目」があることで、続けられるのです。
私が今のジャズスクールを続けていられるのも「月2回のレッスンが最低条件」という強制力と、「発表会があること」のおかげです。スクールの体験レッスンを申込み、概要について副校長先生(女性ジャズボーカルの先生)に聞いたときに、気付かされたことでもあります。
レッスン回数について「月1回ではだめですか?」と副校長先生(女性ジャズボーカルの先生)に質問したんです。
すると先生は、「それねぇ、大人の方ってそう言いがちなんですけれど、月1回じゃ、やっぱりちょっと少ないんです。すぐ忘れちゃうし。私は、ジャズを始めたとき、子供達が小さくてシングルマザーだったけれど、次のレッスンまでにこの曲のここがうまくできるようになろう、って洗濯ものを干しながら練習したものですよ。そうやって、上達してきたんです。だから、月1回じゃなくて、最低月2回と、うちのスクールでは決めています」と。
また、発表会についても「うちのスクールは、発表会は、原則全員参加です。大人の場合、『大変だから』としり込みする人もいるけれど、発表会に向けて一生懸命練習して、普段合わせる機会のない人とセッションできるから上達するのです」と。
確かに、大人の習い事は、強制力もないし、趣味の範囲を抜け出さないかもしれません。
でも、だからこそ、低いほうへ流れるのではなく、せっかく出会えたものとして大事にし、自分の人生を豊かにするものととらえて、積極的に挑戦していくほうがいいですよね。
そんなわけで、大人の習い事には、あえて「ある程度の強制力」と発表会や検定などの「節目」が大事です。
3.大人の習い事には、自分のニーズとレベルにあった先生を見つけることが大事
最後に、大人の習い事が続く大事なポイントとして先生との相性や、先生の持っているスキルが自分のニーズに合っていることがあると思います。
大人が何か習うときに、
・まったくの初心者なのか
・以前経験したことがあるか
・趣味として楽しみたいのか
・玄人はだしまでいきたいのか
等、その人のレベルや目的が様々なことも、子供の習い事とは大きな違いかと思います。
ですから、先生に求めるニーズやスキルも様々。
自分にとってある程度経験があるのに、あまりスキルのない先生では物足りないし、自分はノンビリやりたいと思っているのに、ゴリゴリと玄人はだしにまでもっていこうとする先生では、やりすぎです。
ですから、スクールや先生を選ぶときに、そのスクールが何を目的としているのか、先生はどういう方なのか、よく聞くことと、自分のレベルやニーズをきちんと話して納得できるスクールや先生を選ぶことが大事です。
大概のスクールが、体験レッスンを受け付けていますので、受けてみましょう。
私の場合は、「ピアノそのものは中級+αのレベル」で、「将来はアマチュアとしてジャズセッションに参加できるようになることが目標」と、レベルとニーズがはっきりとしていました。ですから「ジャズをちゃんと教えてくれるスクール・先生」(実際、”ジャズ”と言いながら、ポピュラーに毛が生えた程度しか教えられない先生もいます)を探そうと決めていました。
今のスクールは、「ジャズ専門」で、担当の先生は、器楽(クラリネット)出身ながらピアノはクラシックからジャズに転向した方で、管楽器と合わせるジャズセッションの経験も多く、引き出しが沢山あり、また子供から大人まで教える経験も豊富です。いい加減にクラシックをやってきてジャズの知識も少ない私には、沢山のことを教えてくれる、本当にピッタリの素敵な先生です。「大人のレッスン」の事情もよく分かっていらして(練習できない、とか、していないとか、やってないとか。。同じか。。苦笑)、辛抱強くレッスンしてくれるところも本当にありがたい(もっと練習しなきゃ。。ごめんなさい、先生。。(;^_^A)
あともう一つ。先生選びでとても大切なことを書きます。
どんな習い事もそうだと思いますが、特にジャズピアノの場合なのかな~。あ、翻訳を教えてもらったときにも感じたな~~。
「先生が教えることを楽しんでいることと、教え方を研究していること」がすごく大事だと思います。
これまで、プロとして活躍している方に教えてもらったこともありますが、「演奏は上手だけど、教え方がうまくない」先生もいました。
先生は一生懸命教えてくださっても、「ここは、こんな感じね」ってジャラランって弾かれちゃうと、理論もなにも分からない。。まぁ、「学ぶ(まなぶ)」は「真似ぶ(まねる)」からきているくらいだから、真似すりゃいいんでしょうけど、ねえ。。。それが簡単じゃないんですよねぇ。。。(苦笑)
その点、「どうやって教えたらいいか」を研究したり、先生自身もレッスンを受けて生徒の気持ちが分かっている方だと、より良い教え方をしてくれると思います。
4.まとめ
いかがでしたか?今回は、大人がジャズピアノレッスンを続けるコツを書いてみました。他の習い事でも共通することがあると思います。どうぞ、何か習いたい大人のあなたも、自分に合った習い事を見つけて、人生を豊かに楽しんでくださいね!
①大人の習い事は、生活を圧迫しないスケジュールとレッスン料が大事
②大人の習い事には、ある程度の強制力と節目がある方がいい
③大人の習い事には、自分のレベルとニーズにあった先生を見るけることが大事
なお、私が習っているジャズスクールはこちら(バップ・ジャズ・スクール)です!群馬近辺で本格的にジャズを習いたいなら、こちらのスクールがピッタリかなと思います。(前橋在住の私がリサーチした結果)
◆バップ・ジャズ・スクール◆
URL: BOP JAZZ SCHOOL
<前橋本校>
住所: 群馬県前橋市天川原町2-9-2
電話: 027-223-7111
<高崎教室>
住所: 群馬県高崎市連雀町102 COCO.IZUMI 2F
電話: 前橋本校まで 027-223-7111