「精油」とも「アロマ」とも言われる植物の芳香成分である「エッセンシャルオイル」。エッセンシャルオイルを使った、癒しや健康療法などが「アロマテラピー」と呼ばれます。
友達が作ってくれたラベンダー、フランキンセンス、ティートゥリー、クラリセージのエッセンシャルオイル入りのクリームで手荒れがみるみる治ったことをきっかけに、エッセンシャルオイルのチカラに魅せられて1年ちょっと。
エッセンシャルオイルを使って、クリームやリップバウム、化粧水等を作ったり、お掃除に使ったり、時にお料理に使ったり、ディフューザーで芳香浴をしたり、アロマテラピー検定1級を受検したりして、暮らしのなかで楽しんできました(*^^*)
でも、私が使っているアメリカのドテラ社のエッセンシャルオイルは、アロマテラピー検定を主催している(公社)日本アロマ環境協会(AEAJ)での使い方「直接触れない」「摂取しない」というアロマの楽しみ方とは違い、直接手に取れるし、ものによっては口に直接入れて食べることもできます。だから、もっと学びたいけれど、AEAJの講座では使い方が違うし、かといって、自己流に楽しむだけでは発展しない。
何かないかしら。。と思っていたところ、ドテラのお仲間さんから、講座のご案内をいただきました♬
こちら、一般社団法人日本エッセンシャルオイルスタイリスト協会認定、家庭のメディカル精油学基礎科「アロマフォルトナータ(R)講座」。
アロマテラピーの基本と、ドテラ社のエッセンシャルオイルならではのオイルの使い方が学べる一日講座です。
「フォルトナータ」って聞きなれない言葉ですが、どういう意味かと言うと、イタリア語で「幸運な女性」という意味なんですって。講座には、アロマを使って心身ともに幸せに、幸運になっていこうという意味が込められているようです。とはいっても、男性も受講OKですよ。
今回は、この講座について書いてみますね。
家庭のメディカル精油学基礎科「アロマフォルトナータ(R)講座」を受講してきました(*^^*)
この講座では、アロマテラピーとは何?から始まり、香りが体内でどう吸収されるのか、エッセンシャルオイルがどう働くのか、といった科学的な内容の基礎や、エッセンシャルオイルで五感や心身を整えるという癒しと若干スピリチュアル的な要素、くらしや健康に役立つ実際の使い方など、ベーシックな知識を学ぶことができます。
アロマテラピー検定で勉強した内容とも被りますが、でも、講座として先生に教えてもらい、受講生と交流しながらの学びは、一人で本を読んで、これでいいのかな?と思いながら実践していくのとは大違い。これまで本で知った知識が、息を吹き込まれて起き上がって歩きだして、自分自身の中の学びだけでなく、同じようにエッセンシャルオイルを暮らしに心に身体に役立てている方々と一緒に楽しむという、なんともいえない一体感も素晴らしい体験でした(^^♪
と書くと、なんだか大袈裟ですが、ホントにそんな感じ(*^^*)
どういうわけか、エッセンシャルオイルは、いいタイミングで私に色々な気づきをくれるんです。
これも、自分では移動することができない植物が持つ、自分を守り子孫を残し次代へつないで繁栄していくという計り知れないチカラがなせることなんじゃないかと真剣に思う(*´ω`*)
講座でも学びましたが、地球が誕生したのが46億年前。そして、光合成を行う生物が出現したのは27億年前。そんな悠久の歴史からすれば、200万年前に出現したばかりの私達人類なんて、本当に若輩の新参者。しかも、人間は、植物を食べたり使ったりと、植物がいないと生きていいけないのに、植物は人間がいなくたって、水と栄養を地面から吸い上げて日光を浴びて、自らの芳香で虫を呼び受粉してもらって生きて、生き続けています。
そんな偉い植物のパワーをお借りして心身の健康に役立てるんだから、植物が持つ危険察知能力や誘引力にもきっとお世話になっているはず。
植物の持つ危険察知能力というのはとても面白くて、たとえば、アフリカのサバンナに生えるアカシアは、キリンに葉っぱを食べられるとエチレンというガスを発して周囲の仲間のアカシアに知らせるそうです。すると、知らせを受けたアカシアも葉に毒を送って葉をまずくして食べられないようにするとか。これは、講座ではなく別のもので読んだことですが。
エッセンシャルオイルも、植物の芳香成分がギュッとつまったものですからきっと、何らかのメッセージを伝えてくれているんじゃないかなといつも思います。不思議な話ですけどね♬
今回も「もう少しアロマのことを学びたいな~」と思っていたところに、ポンと届いた一本のLINEメッセージから、受講することになった巡り合わせの不思議。これを「宇宙からのメッセージだ」と大袈裟に(笑)考えながら車を運転して講座会場であり今回講師をしてくださったオイル使いの大先輩のサロンに向かいました。そうして、そこで、フォーチュンクッキーみたいにティーバックにメッセージが書いてあるハーブティーをいただいたら、私へのメッセージのキーワードは「Universe」。つまり「宇宙」。英語だったのでメッセージの詳細は忘れてしまったけれど「起こっていることは宇宙の動きの中にあり、あなたも宇宙のなかにいる」みたいな、なんだかとても壮大なメッセージでした(´▽`*) つまり、たぶん、正しいことをしている。
そんなわけで、アロマテラピーの歴史から、芳香成分が心身に影響する仕組み、使い方など、楽しく学ぶことが出来ました。
この講座で学びたいことはいくつかありましたが、その中でも一番興味があったのは、「日本でエッセンシャルオイルというと、直接手に触れることはできないし、摂取もできないのが基本なのに、何故ドテラ社のエッセンシャルオイルは、直接触れるし、摂取もできるのか」ということでした。
この答えは、とってもシンプル(^^♪
「直接触れるし、摂取もできるように作られているから」でした!
な~んだ、そんなこと!?でした。で、よくよくオイルの瓶を見たら例えばグレープフルーツやマジョラム、ベルガモット、オレンジ、等は「食品添加物」と記載されていました。そして、ラベンダーやティートゥリー、サンダルウッドなどは、「化粧用油」。
それなのに、どうして日本では「触れない」「摂取できない」が基本なのか、ということは、アロマテラピーの歴史をちょっと振り返る必要があります。
植物のチカラを利用した療法は古来からありましたが、現代のいわゆる「アロマテラピー」という名前が誕生したのは意外に新しく、1927年にフランスの化学者、ルネ・モーリス・ガットフォセが、火傷をした時にラベンダー精油を使用したことで精油の治療効果に着目して、その研究成果を「Aromatherapie(アロマテラピー)」という本にまとめたのが始まりです。
これがスタートになっているフランスでは、精油を薬として用いる方法の研究が盛んで、医薬品としても認知・使用され、皮膚に塗布したり、経口投与したり、座薬や吸入等で利用されているそうです。だから、フランスでは精油は「触れる」「食べられる」のが普通なのでしょう。
フランスで誕生したアロマテラピーは、ドーバー海峡を渡ってイギリスでは、少し違う発展をしていきました。精油を植物油に希釈してつかうトリートメント法を開発したマルグリット・モーリーが著した「Le Capital Jeunesse(大切なもの ~若さ」が英語に翻訳されるとイギリスで高く評価され、治療効果というより心身の美容や健康法、リラクゼーションに役立てる「ホリスティック・アロマテラピー」として広く受け入れられました。
日本では、色々調べたのですが、はっきりとイギリス式が受け入れられていると書かれているものは見つからなかったのですが、使用方法からすると、イギリス式の要素が強いのだと思います。そのため、直接塗布はできない、経口摂取もできない、リラクゼーション利用がメジャーになったのかと思います。
でも、ドテラ社はフランス式とイギリス式にはこだわらず、メディカルの要素とリラクゼーションの要素、どちらもバランス良く含んだ使用法ができるようにしているとのこと。だから、「触れる」し「食べられる」。
これを知って、「な~んだ!」と思いましたよ。これまで、「触る」ことはまだしも、「食べる」に関しては、どうやって説明したら良いのか分かりませんでしたが、これからはちゃんと「食べられるように作られているから」と説明できます(*^^*)
講座では、最後にクラフトワークで、「アロマコンシャスブレンドオイル」を作りました。好きな香りを意識して毎日使うことで心身のバランスを整えていくというもの。
ロールオンの容器にエッセンシャルオイルを使うための基材「ココナツオイル」に、好きなオイルを入れて混ぜるだけ!手首や耳の後ろなどに付けると、好きな香りに囲まれてすごく気分がアップします。
今回私が選んだのは、まず「ウィスパー」と「ウィンドリズム」という2つのブレンドオイル。講座の中でかがせてもらって、とても好きだと思ったから。
ウィスパーは「ココナッツオイル、ベルガモット、ハワイアンサンダルウッド、ジャスミン、バニラビーンズエキス、イランイラン、パチョリ、シナモンバーク、シスタス、ベチパー、ココア、ローズ」のブレンド。女性に人気の魅惑的な香りにうっとり(^^♪
ウィンドリズムは「ラバンジン、ラベンダー、サンダルウッド、タンジェリン、メリッサ、イランイラン、エレミ、オスマンタス、レモンマートル」のブレンド。華やかで気分アップ、ハッピーな気持ちにさせてくれます。
あともう1つ、アロマカードを引いて選ぶことにしました。カード一枚一枚にエッセンシャルオイルの名前が書いてあって、トランプみたいに混ぜて一枚好きなカードを引くのです。講師の先生がおっしゃるに「不思議なことに、その時に自分に必要なオイルが結構当たるんですよ」と。
何が出るだろう?エイ!と引いたら、「ジンジャー」でした!
「ジンジャー」ってショウガです。講座の中で、オイルは取れる部位によって効果が違うと習った時「根っこであるジンジャーは、土の中で踏ん張るから心身の強壮・活性化、地に足を付けるグラウンディングの効果があります」と聞いたばかり。そうして、それを聞いた瞬間に「私に必要なの、これだわ!やっぱ、地に足付けないと!」って叫んだばっかりでした(´▽`*)
やっぱり、すごいな、植物って(*”▽”) 分かってるのね~。
他の皆さんも、皆さんらしいオイルのカードを引いていて、お互いにびっくりでした。
そんなわけで、私には、ウィスパーとウィンドリズムの華やかなで甘い香りのベースに、ジンジャーのピリっとした地に足感が響く心地よいアロマコンシャスブレンドオイルが出来ましたヽ(^o^)丿
これから暫くこのオイルを付けて、心のバランスを整えながら、今を楽しみ次へ向かいたいと思います♬
素敵な講座に参加できたこと、教えていただいたこと、一緒に時間を共有できたことに感謝です。お世話になった皆様ありがとうございました♡
次回はどんな機会に出会えるんでしょう♬ また楽しみです!!
オマケのお話ですが。
私は、毎月一度ドテラの製品(エッセンシャルオイルだけじゃなくて、オイルのチカラを利用した日用品もあるんです!)を購入していますが、毎月10%オフ商品というのがあり、ちょっと楽しみにしています。そのオフ商品が、今月はなんと「ジンジャー」!!(≧▽≦)!! もうね、「地に足付けろ」って宇宙からのメッセージですね(笑)まだジンジャーは持っていないので、早速買うことにしました♬ ありがとう、ジンジャー、それからユニバース(^^♪