カボチャ煮が大好きです♡
この、何でもない普通のカボチャ煮は、18歳で実家を出て自分のキッチンを持つようになってから、何度作ったかな~。
ひとり暮らしのときも。ふたり暮らしのときも。3人暮らしのときも。4人暮らしのときも。5人暮らしの今も。
カボチャのワタをスプーンでクルリと取って、ザクっと切る。
すると、瓜の匂いがわーっと鼻を襲う。
カボチャって、イモみたいな感じもするけれど、「南瓜」という名のとおり、「瓜」の仲間なんだと思うのはこんな時。
そうして、鍋に入れて、底から1cm位の水を入れ、砂糖を大さじでザクッとすくって、2杯ほど鍋に投入。
醤油を2~3周回しかけて、中火でグツグツ煮る。
煮るときにもまた、なんとなくウリの匂いが香ってくる。
煮立ったら、弱火にして8分ほど。
最初は、不安なほどに少なかった水が、カボチャから出る水分によって随分多くなる。
8分位して、楊枝をカボチャに差してみて、すっとさされば出来上がり。
カボチャの状態によって、煮る時間は前後するけれど、だいたいそんなくらい。煮すぎて焦げないように注意(≧▽≦)
カボチャは堅いから、なかなか火が通らなそうなイメージを持っている人もいるようだけど、実は瓜の仲間だから、水は沢山出るし、火もすぐに通る。なのに、堅いから、水を沢山入れなくちゃだし、煮るのに時間もかかる、と思っている人が結構いるということを、私よりずっと長いこと自分のキッチンでご飯を作っている叔母の家に遊びに行って知りました。
叔母の家で一緒にご飯を作ったときに、上記の方法で片手間に作ったら、叔母ってばものすごくビックリして、「mizuettyちゃん、今、何やったの?」って。
「かくかくしかじかで、あっと言う間にカボチャは煮えちゃうんだよ」と話したら、えらい感心していました。全然知らなかったって。
へぇ~。じゃ、よかった。
これだと、失敗しないでできるよ~、と紹介したら、叔母が大喜び。
これできっと、叔母も「私、失敗しないので。」なカボチャ煮ができると思います(*^^)v
実は、この方法、18歳の頃、大学の学生寮の共同キッチンでお料理をしていた時に、同級生のTちゃんに教えてもらったものです。
女の子らしくてチャーミングなTちゃんも、かぼちゃが大好きでした。
「カボチャを切るとね、パーっと瓜の香りがするんだよ。この匂いでいつも、カボチャはウリなんだな、って思うんだ」
「カボチャは水が沢山出るから、鍋に入れる水は少しだけでいいの」
だから、私も真似して、カボチャを切るときは、いつも、「ウリだ~~!!」って香りを楽しんで、それから、鍋に入れたら水は少~しだけ。
そうして、たまには楽しかった学生時代を思い出してみたり(^^♪
チャーミングだったTちゃんも、今ではご主人の転勤についていったNYで3児のお母さん。
また、いつか、会いたいな~、お喋りしたいな~、なんて思いを馳せてみたり(*”▽”)
基本の煮カボチャは、そんな懐かしい思い出と一緒にあるから、余計に好きなのです。
というわけで、この基本の煮カボチャのレシピをご紹介します!
基本的過ぎて、拍子抜けしちゃうほどかもしれませんけど!
・カボチャ(大): 1/4個
・砂糖: 大さじ大盛り2杯ほど(お好みで)
・醤油: 鍋に2~3回し分
・水: 鍋にカボチャを入れた状態で底から1cm位までの分量
1.カボチャのワタをスプーンでくりぬくようにとります。
タテ3cmほどのくし切りにしてから、3等分ほどに食べやすい大きさに切ります。2.鍋にカボチャを入れて、水を、底から1cm位になるように入れます。
3.砂糖大さじ大盛り2杯を鍋に入れ、醤油を2~3回まわしかけます。
こんな感じに。
3.中火で煮たてます。
煮立てると水が随分出てきます。
煮立ったら弱火にして、8分ほど。カボチャの状態を見ながら延長してください。
煮立てていると、こんなに水が出てきます。
4.楊枝や竹串で差してみて、ささるくらいになったら出来上がり。
今回は、ちょっと水っぽいカボチャでしたが、栗カボチャのように実がしまったタイプでも、作り方は同じでOK。
ホクホクして美味しい煮カボチャになりますよ~。
では、Bon appetit!!