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開催は9月24日(日)まで!奇才の宮廷画家「アルチンボルト展」に行ったお話@上野の国立西洋美術館

400年たってもなお新感覚、「アルチンボルド展」を観てきたお話です(*^^*)

16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルグ家の宮廷で活躍した、イタリア出身の画家ジュゼッペ・アルチンボルド。果物や野菜、動物や魚の奇想天外な組み合わせで表現した人物像が印象的です。

精力的な作品たちは、観るだけで、ワクワクドキドキ、ちょっとキモっ(笑)

館内は全体的に暗めに設定してあり、目を凝らして見る必要があったというのもあってか、なんだかグーッタリ疲れました(^o^;) 本物の迫力に接することができたことに感謝。

有名な、世界中の植物や動物、魚たちをモチーフにした連作「四季」は、本当に圧巻でした。

「この植物は?」「あ、こんなところに、カニがいる!」「この文字はMだね」など、絵解きとして見るのも面白いけれど、時代背景とアルチンボルトの立場に思いをはせるとなお面白い。

16世紀のヨーロッパといったら、大航海時代真っ盛り。各国が威信をかけて新大陸を目指した時代です。そこでもたらされた珍しい植物や野菜、果実、動物を、ふんだんに宮廷画に使うということは、皇帝の力を称える側面が大きくあったのでしょう。アルチンボルドは宮廷画家ですから、そのような絵の中に、ハプスブルグ家の永遠の繁栄を象徴するサインを描きこんでいるようです。

当時の宮廷画家は、重用されれば経済的にも社会的にも豊かに暮らせたのでしょうか。実は、皇帝を称えるサインだけでなく、ある絵には大胆にもアルチンボルド本人の名前を模様のように表していて驚きました。この画家が、その溢れる才能を皇帝のため、自分のために、大いに生かし大胆に力強く生きたんだなぁということがうかがえます。

現代まで名作として残る作品をのこした画家のうち、生前から名声をほしいままにした人はあまりいないように見受けられますが、アルチンボルドはそうではなかった様子。だって、晩年には、自分の名声が後世に残るようにと伝記を書かせたんだと言うから!したたかですな(*^^*)

でも、そのおかげで、現代の私達も大きな刺激をもらうことができる。

なんとまぁ、見事に、400年の時を越えて、アルチンボルドの思惑通りになっているのですね。素晴らしい。

「奇想と知、驚異と論理とが分かちがたく交錯するそれらの絵画は、暗号のようにして豊かな絵解きを誘い、20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えました。」とパンフレットにもあるように。

そんな「アルチンボルド展」は、来週の日曜日、9月24日(日)まで!!上野の国立西洋美術館にて。

週末の予定、まだ決まっていないなぁ、、なんていう東京近郊の皆様、ぜひお散歩がてら出掛けてみてくださいね! 好物の植物や大好きな花なんかが、アルチンボルトの手にかかると、どんな顔のパーツに生まれかかっちゃうか、それを見るのも楽しいですよ(*^^*)

「アルチンボルド展」

■開催日 2017年6月20日(火)~9月24日(日)

■場所 国立西洋美術館(上野)

■展覧会ホームページ http://arcimboldo2017.jp/