144㎝ミニマムサイズママのmizuettyです(*^^*)
今回は、子供の成長に大事な、骨髄線、ホルモン、必要な栄養素についてご紹介します!
目次
小学校高学年になると、男の子よりも女の子のほうが成長が早いな、と思いますよね。身長も女の子のほうが高いし、精神的にも大人。教室の掃除をするときに、ほうきを振り回して闘う男の子たちに「男子~!!ちゃんとしなさいよ~!」と女の子が怒ることなんて、昔も今も普通に見られる光景です(笑)
これは、男子と女子の身体と心のスピードのずれが背景にあるためです。
身体としても、身長の伸びだけでなく、体型的に大人になっていくのも女の子のほうが早いのです。
女の子の場合、小学校高学年のころから胸が膨らみ始め、大人の女性らしい身体つきになっていきます。同時に、精神的にもずいぶん成長します。
また、女の子は、そのころ初潮を迎え、これも成長に大きな影響を与えます。そして、思春期を迎えると、身長の伸びは鈍化していきます。
一方、男の子は、大人の体つきになっていくのは、中学校~高校と、女の子よりも遅いのです。ですから、小学校高学年のころは、精神的にも、ぐんぐん成長する女の子たちに比べて、まだまだ子供、という印象になるのです。
では、どうして女の子の成長が早いのでしょうか?これは、女の子が、子供を産み育てていく性であることと、大いに関係があると考えられています。
世界中のさまざまな人種の中で、日本人は身長が低いほうだといわれています。現首相の安倍晋三氏は背が高くて、世界の各国首脳と一緒に写真を撮っても引けを取らない見栄えですが、歴代首相を見ると、世界の首脳が集まるサミットなどでの記念写真では、小柄だな~という印象を受ける方が多いです。
実際に、日本人の平均身長を見ると、男子は170.7㎝、女子は158㎝です。たとえば、世界で一番平均身長が高いオランダ人を見ると、男子が183.8㎝、女子は170.7㎝ですから、差は歴然としています。
一番高いところと比べると男女ともに10㎝以上の差ですが、世界平均を見ても、男子は173㎝、女子は161㎝なので、日本人は世界の平均身長より3㎝程低く、やはり、世界的にも小柄だといえます。
【参考サイト】 世界各国の平均身長ランキング
大人になるとこれほど広がる身長差ですが、実は、小学生のころはこれほどの差はないようです。
では、なぜ、成長とともに身長差が開くのでしょうか?
オランダをはじめとする、平均身長が高い欧米諸国の子供たちは、日本人に比べると長い間、身長が伸びるといわれます。高校生を過ぎても、身長は伸び続けているのです。
一方で日本人の場合、中学生~高校生の間で身長の伸びが緩やかになり、次第に止まります。高校生になると、人にもよりますが、伸びても10㎝ほどの伸びにとどまります。
また、先ほども、女の子の伸長の伸びは思春期を迎えると止まると書きましたが、欧米諸国の子供たちに比べて、日本人の子供は思春期を迎えるのが早く、成長が止まるのも早いのです。
それに対して、思春期を迎えるのが遅いオランダの子供達は、長い間身長が伸びるのです。
日本人は、女の子の初潮を迎える時期が12~12.5歳といわれ、したがって、思春期の訪れが早い傾向にあります。思春期が早く訪れる原因の一つに睡眠不足などの生活習慣の乱れがあると言われます。ということは、「生活習慣」に身長を高くするヒントがありそうです。
「生活習慣」については、また詳しく書いていきたいと思います。
骨髄線とは、骨の先端と幹の部分をつないでいる線です。X線で確認できます。子供の骨にあるもので、成長とともになくなり、成長はストップします。骨髄線がある間は、成長します。
男子は17歳ころ、女子は15歳ころに、骨髄線が消えると言われます。でも、中には大人になっても骨髄線があり、身長が伸びる人もいます。
思春期と骨髄線の関係もあり、思春期を迎えるのが遅いと、骨髄線が消えるのも遅く、その逆も同じです。
もし、子供の身長の伸びが気になる場合は、病院で骨髄線を調べてもらってもいいかしれませんね。
生活を整えて、睡眠をしっかりとり、のびのびと生活をさせて、思春期を迎えるのを遅くすれば、骨髄線が消えるのを遅くする効果が期待できそうです。
まだ思春期を迎えていないお子さんをお持ちの方は、今がチャンスですね♬
うちは、既に思春期を迎えてしまっていますから、また別のアプローチも大切になりそうです。
つぎに、よく言われる「成長ホルモン」について書いていきたいと思います。
「成長には成長ホルモンが必要だ」とか、「寝ている間に成長ホルモンが出るから、よく寝よう」など言われますが、成長ホルモンは身長にどのように関係しているのでしょうか。
「成長ホルモン」とは、文字通り、成長に欠かせないホルモンです。つまり、身長を高くしたければ、成長ホルモンが沢山分泌されるようにしなければなりません。
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、骨を長くしたり、筋肉を育てたり、脂肪を分解したりする作用があります。
成長ホルモン分泌のピークは、13~17歳くらいといわれます。そして、20~25歳ころに一気に分泌が減ります。「減る」だけで、止まるわけではありません。また、成長ホルモンは、身長だけでなく、肌トラブルや薄毛とも大きく関係しているといわれます。
身長を伸ばすことに大いに関係する成長ホルモンですから、では、どうしたら成長ホルモンが沢山分泌されるのか、それが分かれば、子供の身長を伸ばすのに効果が期待できますよね。
やはり、調べてみると「睡眠」と大きく関係しています。
成長ホルモンは、寝ている間に、大量に分泌されています。中でも、眠りはじめから3時間くらいの、最も深い睡眠中に多くの成長ホルモンが分泌されています。
言い換えると、この「深い眠り」をしっかりとることが成長ホルモンの分泌に大切で、「浅い眠り」だけですと、成長ホルモンは十分に分泌されないとも言えそうです。
【参考サイト】 高光製薬株式会社HP「睡眠と成長」
この頃の子供達は、部活や勉強で忙しかったり、ゲームに夢中になったりしていて、睡眠時間が不足しているケースも多々見られます。
夜遅くまでゲームをすると、脳が興奮した状態での睡眠となり、深く眠れないという話も聞いたことがあります。
成長ホルモンの分泌を促す質の良い睡眠をとるために、生活習慣そのものを見直すことは、大事なことですね。
うちの息子も、夜、友達とオンライン上でつながってゲームをしていることもあります。楽しそうな姿を見ると、なかなか「すぐにやめなさい」とは言えないのですが、時間を決め、きちんと眠れるように、改善していきたいと思います。
子供の身長を伸ばすために「成長ホルモン」が大事とは、よく言われて、ご存知の方も多いと思いますが、もう一つ、調べていくなかで、身長を伸ばすために大切なホルモンとして「甲状腺ホルモン」があるとわかりました。
「甲状腺ホルモン」は、いわゆる喉仏(のどぼとけ)にある内分泌器官です。甲状腺から出るホルモンで、新陳代謝を促します。
背が高くなるためには、新陳代謝が活発であることも大切です。ですから、甲状腺ホルモンは、成長ホルモンとともに、身長を伸ばすために大事なのです。
もし、甲状腺ホルモンの分泌が少ない場合は、「低身長」を心配しなければならなくなってくるようです。また、代謝異常、倦怠感、体温の低下、脱毛、記憶力低下なども引き起こすといわれ、もし、このようなことがある場合は、「甲状腺機能低下症」も考えられるそうです。
こうなってくると、身長を伸ばすだけでなく、成長そのものや、子供の健康そのものが脅かされてきてしまいますよね。ですから、よく注意する必要がありますね。
甲状腺機能低下症には、先天的な「先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)」と、後天的な「後天性甲状腺機能低下症」の二つがあります。
先天性甲状腺機能低下症は先天的なものですが、後天性甲状腺機能低下症は、多くは小学校で発症するようです。たとえば、この病気の症状の一つである「記憶力の低下」について、病気に気が付かないと、単に物覚えが悪い子と片付けられてしまうことがあり、注意が必要です。
甲状腺機能低下症は、知能障がいに結び付く場合もあるので、もし、不安が大きい場合は、病院を受診するほうが良いでしょう。
では、一般的に甲状腺ホルモン分泌を促すには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
甲状腺ホルモンの分泌は、海藻類など、ヨウ素を含む食品を食べることで促進することができます。
お味噌汁の具にわかめを入れたり、海藻サラダを作ったり、おにぎりに海苔をまいたりして、普段の食生活の中に取り入れていくとよいですね。
性ホルモンには、精巣から分泌される男性ホルモン「テストテロン」と、卵巣から分泌される女性ホルモン「エストロゲン」があります。
早いうちに性ホルモンが活発に分泌されると、体、骨が成熟する一方で、身長の伸びは早くにストップし、最終身長が低くなってしまいます。
ですから、身長を高くするためには、早いうちに性ホルモンが分泌するのを抑えるようにすることが大切です。
では、どのように心掛けたらよいのでしょうか。
性ホルモンの分泌にも、やはり、「生活習慣」が大いに関係します。成長には適度な運動が必要ですが、「過度な運動」は、性ホルモンの分泌を促し、思春期に早く入ることになりますから、身長を伸ばす点では逆効果です。
特に、運動の中でも、上半身のみ、下半身のみといった、特定の部位のみを強化する運動は、性ホルモンの分泌を高めますから、避けたほうが良いでしょう。
睡眠不足とストレスも、性ホルモンの分泌を促すといわれます。そして、子供が睡眠不足になり、ストレスを抱えると、思春期も早くやってくるといわれます。塾や習い事で忙しかったり、中学受験や高校受験がある日本人の子供が、諸外国の子供より比較的早く思春期が訪れるのは、睡眠時間の短さとも関係しているようです。
「睡眠時間の短さ」「生活習慣の乱れ」によって、身長の伸びが早くストップしてしまうのならば、やはり、生活習慣を見直し、たっぷりした睡眠をとれる環境を作ることが大切と言えますね。
色々調べていくと、身長を伸ばすために一番大切な三要素は、「睡眠」「運動」それから「栄養」とわかりました。では、「栄養」では何が大切なのでしょうか。
成長のためにはカルシウムが必要だということは、よく言われることで、意識している方も多いと思います。実際、カルシウムは骨のために大切な栄養素ですが、単にカルシウムをとれば成長が伸びるわけでもありません。
カルシウムは、骨を強くします。骨を「伸ばす」わけではないのです。では、伸ばす働きがないのなら、それほど重要ではないのでは?とも思うかもしれませんが、そうではありません。やはり、カルシウム不足になると、骨が強くならないため、骨の成長に悪い影響が出てしまうのです。ですから、やはり、成長にはカルシウムが大切です。
食生活の欧米化が進んだ日本人は、子供だけでなく、大人もカルシウムが不足しがちです。魚を食べなくなり、乳製品をとる機会も少ないからです。
成長期の子供に必要な一日のカルシウム量は、800~900㎎と言われています。しかし、現在、この量をなかなか取れていないのが実情です。
「大きくなるために牛乳を飲みなさい」とは、昔から言われてきて正しいことですが、一方で、牛乳の摂りすぎによる肥満にも気を付ける必要があります。
ですから、小魚やヨーグルトを摂るのもおすすめです。また、カルシウムを多く含む成長応援サプリで補うことも考えるとよいでしょう。
カルシウムとともに、成長のためにはタンパク質が欠かせません。タンパク質は、身長を伸ばす作用があるとともに、成長ホルモンの分泌も促進する働きがあります。ですから、身長を伸ばすためには、かならず摂りたい栄養素です。
成長期の子供に必要な1日のタンパク質量は、75~90㎎と言われます。大人が60~80㎎なので、成長期には積極的に摂る必要があります。
ちなみに、子供のほうがタンパク質の量が多くする必要があるので、うちは、ハンバーグを作るとき、大人と子供の大きさを変えています。子供達の分を、1.2~1.5倍の分量にして作っているのです。子供たちも喜ぶし、大人としてはヘビーに食べなくてよいので、我が家の定番晩御飯メニューになっています。
タンパク質を多く含む食品は、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、卵などです。タンパク質を多くとる必要があるからと、肉類だけに頼ると、脂肪もとって太りすぎてしまうリスクもありますから、できるだけ、魚や大豆など、いろいろな食品から摂るほうが良いですね。
また、タンパク質のほか、最初に挙げたカルシウム、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素も、成長につなげるために必要です。
亜鉛やマグネシウムは、大量には必要ありませんが、不足すると身長が伸びない大切な栄養素です。
亜鉛は、成長ホルモンの分泌を促進します。それだけでなく、タンパク質の合成にも欠かせません。身長が高い人は、亜鉛を積極的に摂っていると言われていますから、しっかりと摂るようにしましょう。
でも、「亜鉛」ってどんな食品に含まれているのでしょうか?牡蠣、レバー、牛肉、納豆に多く含まれています。食品だけでは十分に摂るのが難しい場合は、成長応援サプリで補うといいでしょう。
ただし、亜鉛の過剰摂取はトラブルを引き起こします。適切な量を守りましょう。
マグネシウムは、カルシウムとバランスよくとることによって、骨を強くします。理想的な割合は、カルシウム:マグネシウム=2:1です。マグネシウムを摂らずにカルシウムだけとっても、骨からカルシウムが溶け出してしまうのです。
ですから身長を伸ばすためには、カルシウムとマグネシウムのバランスが大切です。バランスが取れないと、骨粗しょう症になる危険性もありますので、適度なバランスをとっていきましょう。
マグネシウムは、大豆製品、ヒジキ、ほうれん草などに多く含まれます。普段の食生活の中に取り入れていきたいですね。
子供の成長について、骨髄線、ホルモン、栄養素についてまとめてきました。まとめていく中で、気を付けられるポイントとして、睡眠、食生活の改善など、いくつも考えられます。
読んでくださっている皆様も、何かご参考になると嬉しいです。
やはり、子供の身長を伸ばすために「成長期」をどう過ごすか、何を食べるかは、とても大切ですね。そんな大切な時期を、私も、レシピを研究したり、子供達のストレスを取り除く工夫をしてしっかり眠り、のびのびと過ごすことができるよう、144㎝のミニマムサイズママですが、がんばっていきたいと思います!
あなたのお子さまも、ぐんぐんのびのび成長しますように!