おうち麻婆豆腐もやっぱり、決め手はスパイス「花椒(ホァジョー)」!

先日、キノコが苦手な息子に「美味しい!」と言わしめた「ハナビラタケ」。赤城のイベント会場で試食させていただいたのですが、その味付けが、シンプルな「塩・胡椒」でした。

その時の記事はこちらです。
「祝!前橋・赤城地域「チッタスロー(スローシティ)国際連盟」加盟記念イベントで出合った「ハナビラタケ」で炊きこみご飯を作りました(*^^*)」

それ以来、基本の調味料「塩・胡椒」の底力に感動中(*^^*)

いつもはめんつゆを使うほうれん草&ソーセージのソテーを、ニンニク&塩・胡椒で作ったら、目から鱗のおいしさ♡ だったり。
肉を、敢えて塩・胡椒のみで炒めたら、やっぱり、美味い~~!とか。
カルボナーラも、塩・胡椒をちゃんと効かせて作ってみたり。

塩は当然ながら、スパイスの王様、胡椒のチカラは偉大ですね。古くは、十字軍の遠征もコショウ獲得が目的とも言われますし、大航海時代もコショウ無しでは語れない。さすがだ、コショー。

そんなコショーにいたく感動し、ついには「スパイス&ハーブ検定」という検定試験を見つけて試験準拠本を買ってきて読みふけってしまったり(^^♪

いやはいや、スパイスの魅力は底知れない。さすがです。

スパイスを知るなかで、とてもとても気になったのが「スパイス&ハーブには相性の良い素材がある」ということ。

たとえば、牛肉に合うのは「ブーケガルニ、クローブ、オレガノ、ブラックペッパー、ガーリック」など。
豚肉には、「スターアニス、山椒、五粉紛、ジンジャー、ナツメッグ、キャラウェイ」など。
赤身魚には、「ジンジャー、チリペッパー、タイム、フェンネル、ディル、ガーリック」など。
白身魚には、「タイム、フェンネル、タラゴン、バジル、ディル、チリペッパー、ジンジャー」など。

あと、「料理には、決め手となるスパイス&ハーブがある」ということ。

たとえば、北アフリカの料理「クスクス」。これを決めるのは、クミンなど。
イタリアの「カプレーゼ」は、バジル。
スペインの「パエリア」は、サフラン。
ロシアの「ボルシチ」は、クローブやローレルなど。
中国の「トンポーロー(豚の角煮)」は、スターアニス(八角)。
タイの「トムヤムクン」は、レモングラス、香菜など。

(「新装版 スパイス&ハーブの使いこなし事典」より)

なるほど。料理にもそれらしく仕上げるには、外せないスパイスやハーブがあるんだなぁ。先日、汎用性を考えて粉末の山椒を買ってきて作った「麻婆豆腐」。あれ、ちょっと「らしさ」が足りないと思ったのはやっぱり、麻婆豆腐の決め手「花椒(ホァジョー)」を使わなかったからだろうなぁ。。。

花椒は、唐辛子と並んで中国四川料理に欠かせないスパイス。山椒と同じミカン科サンショウ属の植物ですが、種類は異なり、花椒の方が山椒より辛味が強い。

以前、東京の麻婆豆腐専門店で食べた、汗が出るほど辛いんだけど美味しすぎる麻婆豆腐には花椒が山のように使われていました。もう、逃げ場がないほどの「麻婆豆腐」。今でも目をつむればその時の味が舌に蘇ってくるほどの「麻婆豆腐」。やっぱりあれは、花椒が決め手だったんだ。。だから、私だって、花椒を使えば、どうしようもないほどにしびれる麻婆豆腐が作れるかもしれない。。

と思いは巡り巡り、もう止められなくなってしまいました。

絶対近いうちに、いやできるだけ早く、花椒を使って、しびれるくらいに美味い麻婆豆腐を作りたい!!と(^o^)丿

というわけで、「花椒」の粒は近所のスーパーに売っていることを確認済なので、挽いて粉にする「ミル」探しから。

結構あっさり見つかったヽ(^o^)丿
amazon 万歳!
こちら「京セラ セラミックミル ペッパー・結晶塩用 ブラック cm-10N-BK」です。

早速ポチっと購入。待つこと24時間。来ました!!

そして、ミルが到着するまでの間にスーパーで買ったこちらの花椒。5.5g。

これを、ミルに入れてミル(*”▽”) ダジャレではない(≧▽≦)

ピッタリじゃないの~!

比較対象に、500mlペットボトルと並べるとこれくらい。コンパクトではないけれど、大きすぎもせず良い感じです。

さぁ、これで準備は整った。
晩御飯は、麻婆豆腐だ~~!!

「花椒」「麻婆豆腐」でググって探したクックパッド掲載の油すましさん「花椒が決め手!四川麻婆豆腐」を参考に。

中華料理は火を入れたらスピード勝負。油すましさんの上記レシピでも、全部の材料をそろえておいて、フライパンに火を入れたら一気に仕上げるように書いてあります。だから、私も全部材料の下準備をして臨みました。

まず、畑へ行って(笑)ネギを調達。

キッチンへ戻ってニンニクとネギを刻んで、甜麺醤(てんめんじゃん)、豆板醤(とうばんじゃん)、創味シャンタンの水溶き(鶏ガラスープがわり)、醤油、砂糖、酒、ゴマ油、水溶き片栗粉をレシピの分量どおりに準備。

そして、花椒をミルで初挽き(*^^*)

上の蓋をパカっと外すと、こんな感じ。この面を下に向けて、右に数回クルクル回すと、

はい、花椒パウダー!

山椒に似た香りですが、ちょっとエキゾチックでフルーティでスパイシー。これ、これ、これが麻婆豆腐を麻婆豆腐たらしめる香りです♬

そして、フライパンに火を入れ、ニンニク&ネギを炒めるところから始めて10分で仕上がりまで! じゃじゃん!!出来た!!

花椒がなくても麻婆豆腐といえば麻婆豆腐ですがやはり、花椒を投入すると、夢に出てくるような麻婆豆腐!美味い!

今回、豚肉200g、豆腐1丁、長ネギ2本で作りましたが、麻婆豆腐大好き♡な娘には全然足りず、次回は倍量で作って欲しいとリクエストされました。だから、次回は倍量で行きます。花椒も倍量以上で!

ホント、スパイスって、素晴らしいヽ(^o^)丿
植物のチカラと、それを使って料理に生かす先人の知恵に感謝。
今では世界中のスパイス&ハーブが日本にいながら手に入る、この豊かな時代に感謝です♡

さぁ、次は、どのスパイスで何を作ろうかな~♬

mizuetty