今年のクリスマスには、クッキーで作るお菓子の家「ヘクセンハウス」を作ってみたいな~と思っていました。で、ジンジャークッキーを作ってみたり、色々なサイトをググってみたりして妄想を膨らまして、否(^▽^;)、構想を練っていました。
平日は仕事で忙しく週末しか作業できないのですが、12月に入ってから、毎週末なんらかのイベントが入ってどんどん12月は過ぎていく。。もはや、来年か~。。となりそうになったところ、やっぱり作りたい~~!!と一念奮起(^o^)丿 フリーハンドでは何も描けず(つまり、絵が下手で)、造形ものの作り方がさっぱり分からない(つまり、工作が下手な)私ですが、お絵描き&工作大好きな娘のチカラを借りて、出来ましたよ~~(´▽`*) こちら~!
ちょっといびつですが、でも、生まれて初めて作ったお菓子の家です。中に何も入っていないのは自分が一番よく知っているくせに、眺めたり、ひっくり返したり、戸口から中を覗いては「何が入っているんだろう~~??」「どんな可愛らしい人が暮らしているのかな」っとうっとり♡
夢、広がりますね~~。こういう、小さくて、ラブリーなものっていうのは(*^^*)
おまけに、クッキーは、ジンジャー、シナモン、ナツメグ、オールスパイスを入れたスパイスクッキーにしたので、お菓子の家全体が、本当に良い香りなんです(*´ω`*)
「ヘクセンハウス」という名前は、もともと、「魔女の家」つまりグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる魔女の家のこと。それが次第にお菓子で作られるミニチュアの家の総称になったようです。
ヘクセンハウスの本場ドイツでは、レープクーヘンというハチミツとスパイスを使った一種のケーキ生地で作られるし、英語圏ではジンジャークッキーが使われるとのこと。だから、ヘクセンハウスっていうのは、甘いだけじゃなくて、ジンジャーのピリっとした深みや、スパイスの香りが欠かせない。とはいえ、変わったスパイスじゃなくて、シナモンやナツメグ、オールスパイスやクローブ等、普通にスーパーで手に入るスパイスでOK。
「簡単に♬」とは言わないけれど(笑)、でも、やる気とオーブンとと2時間ちょっとの時間があれば、結構できちゃうものです、ヘクセンハウス。今回、試行錯誤しながら作った全工程を、一挙公開します!ご興味のある方、ぜひ、作ってみてください(*^^*) クリスマスは明日!やろうと思えば、これから材料調達に行ったって、クリスマスまで間に合います(*^^*)
ま、今年は無理でも、来年にでも、ぜひ。楽しいですよ~♬ クリスマスケーキより、日持ちもするし、クリスマスツリーより小さいから食卓に飾れるし、子供も大人も絶対大喜び。だって、最後には、美味しいクッキーが食べられちゃうんだから!!ヘンゼルとグレーテルみたいに、屋根も壁も(*^^*) 魔女はいないから大丈夫♬
【材料】(幅12cm、高さ10.5cmのヘクセンハウス)
★クッキー生地
・バター: 60g
・サラダオイル: 30g
・砂糖: 80g
・ハチミツ: 40g
・卵: Mサイズ 1個
・薄力粉: 300g
・シナモン: 小さじ1
・ナツメグ: 小さじ1/2
・オールスパイス: 小さじ1/2
・ドテラ社のエッセンシャルオイル「ジンジャー」: 2滴
※ドテラ社のエッセンシャルオイル「ジンジャー」は食用できますが、日本で販売されている多くのエッセンシャルオイルは食用できません。ご注意ください。
ジンジャーは欠かせないので、ドテラ社のエッセンシャルオイルをお使いでない方は、「ジンジャーパウダー 小さじ1」か「生ショウガの搾り汁大さじ1」ほどで。
★クッキーの型
クッキングペーパーで作ります。
・屋根: 12cm × 12cm の正方形: 2枚
・壁: 底辺10cm 高さ10.5cm の二等辺三角形
・床: 12cm × 18cm
★アイシング
接着剤と飾りで使います。
・卵白: 15g
・粉糖: 80g
★飾り
・アラザン: 一袋
・クリスマスツリー、キノコ
サンタクロースとか、リースとかお好みで
・コーティング用チョコレート: 一袋
今回は、こんな飾りを準備しました。(緑の食紅と、チョコペンは使うチャンスがなく。また何かの機会に(^^♪)
3.卵を溶いて、3回くらいに分けて、なめらかになるまでクルクルとよく混ぜます。
4.薄力粉に、シナモン、ナツメグ、オールスパースをかけます。パウダーのジンジャーを使う場合は、ここでジンジャー投入(*^^*)
3のボウルに振るいながら3回位に分けて入れ、ヘラで切るように混ぜます。
混ざったら、ひとまとまりにします。ひとまとまりにするまでは、殆どヘラで作業OK。手を使って捏ねないように。
5.生地がまとまったら、オーブンを170℃、焼き時間15分に設定して余熱開始。
6.生地を5mm位の厚さに伸ばして、上に型を乗せ、包丁でカットします。
あらかじめ、オーブンの天板に載せる大きさに切ったクッキングペーパーの上で作業してそのまま天板に載せられるようにすると、型どおりに切ってから天板に移すときに形を崩してしまうことがないので便利です(*^^*)
壁の一つには、戸口になるよう四角く開けます。下の写真の右上の生地みたいな感じに。
残った生地は、好きな型で抜いて飾りや型抜きクッキーに(^^♪
ちなみに、今回、星型でツリーを作ろうと思ったので星で抜きましたが、結局ツリーはチカラ尽き断念(笑) ☆の一つが戸口の飾りになり、あとはチョコレートコーティングしたり、プレーンでそのまんまの型抜きクッキーになりました(*^^*)
7.170℃に余熱したオーブンで15分焼きます。部屋中に、甘い砂糖&ハチミツ、スパイスの香りが充満して、クリスマス~!な気分(*´ω`)
※今回、全部のパーツを15分で焼きましたが、小さなパーツは12分ほどで良いと思います。小さなパーツと大きなパーツの天板が分けられるとそれができますが、今回はできなかったので、次回、可能なら分けてみようと思います。
8.焼きあがったら天板の上で冷まします。熱いうちは崩れやすいので注意!完全に冷めてから次の造形作業へGo(^o^)丿
冷めてしまえば固くなるので、こんなふうに無造作に扱っても割れない(笑) でも、大切に作業しましょう。割れたら悲しいので。ま、割れてもアイシングで固められるし、食べたら美味しいし、気楽に(*^^*)
★工作タイム(*^^*) ヘクセンハウスの建築。
アイシングや、チョコレートコーティング等、時間が経つと固まるものを使いますので、最初にどんなふうに作るのか大体決めておきます。ちょっとだけ、手際と工夫が必要な工程です。そして、私は造形の想像が難しく、おおいに娘のチカラを借りたところ(*^^*) ありがとう♡
1.コーティング用のチョコレートを溶かして、屋根をチョコレートでコーティングします。
今回は、こちらを使いました。
袋のまま電子レンジで溶かして、小さなパーツなら袋にそのまんま入れて引き上げちゃうだけでコーティングできるので便利♪ 大きなパーツは、溶けたチョコレートをスプーンですくって塗ればOK。キッチンペーパーの上で作業すると、乾いた時にすぐはがせて便利です。この技は、先日参加したお料理教室のクリスマス・キュイジーヌ作りで教えていただきました(*^^*)
2.アイシングを作ります。
卵白15gをよく溶き、粉糖80gを加えながら、小さなホイッパーでクルクルひたすら混ぜます。
トロリ~ンとしたら出来上がり。
アイシングは、市販のアイシング用シュガーがあれば便利だと思いますが、うちの近所には売っていなかったので、粉糖と卵白で原始的に。それでも、ちゃんとできましたので、アイシングシュガーが手に入らない方も、大丈夫ですよ(*^^)v
3.ヘクセンハウスを組立て、飾ります。
床に壁を立てて、屋根をかぶせます。戸口に飾った☆が落ちそうなので(笑)、他の星たちに押さえておらっています(*^^*)
屋根をかぶせて、
アイシングで、しっかり接着(*^^)b
アイシングを屋根にかかる雪にして、アラザンでキラキラと装飾(^^♪ ツリーや、キノコも飾ります。それらしくなってきた~♡
満足するまで飾り付けたら、出来上がり!!
ちなみに、今回、造形の前に娘がイメージしたラフスケッチがこちら(*^^*) だいたい、イメージ通り。
ボーナストラックで、ヘクセンハウスの裏側をコッソリ公開♪ 実は、この後ろの壁ってば、一回倒れました(笑)倒れても、前の壁と屋根がアイシングでしっかり接着されていて、ちゃんと立っていましたよ(*^^*) そのまんまでも裏側だからいいじゃん、って面倒になった娘が言ったけど、いや、壁が欲しいの、とリクエストしたら、壁を起こして、しかも、星で飾り付けてアイシングで白く塗ってくれましたよ♬
今回、私が参考にしたヘクセンハウスの作り方のサイトをご紹介します。型は、色々ググって、一番シンプルだったものです。もっとちゃんと家の形をしていたり、煙突がついていたり、細かい造形のものもありますが、それは私にはとてもとても無理(笑)だから、屋根2枚、壁2枚、床1枚の、計5枚あればできちゃう型を参考にしました。ありがとうございました♡
クッキー生地は、色々なサイトや本、これまでの自分の経験からオリジナルで配合して作りました。本文に材料と作り方を掲載しています。甘さ控えめで、スパイスが香り、たっぷりのアイシングやチョコレートコーティングと合わせても美味しいです(*^^*)