いつもスパイスやアロマを使って美味しいものを作ったり食べたり、楽しいことを考えたりしていますが、たまにはスポーツ観戦で暮らしにスパイス(*”▽”) 中学生になってバドミントン部に入った中1息子にせがまれて、全日本バドミントン総合選手権の決勝戦を観に行きました♬
会場は東京の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館。5時半に起きて群馬から出かけましたよ~♬ 9時の開場に合わせて、ちょうど9時頃につきました。
普通のチケットでしたが、決勝戦だというのにアリーナ席に入れました!真ん中の一番良いところはさすがに無理でしたが、コートに向かって左手の前から3列目。悪くない席です。開場時間ちょうど位についてアリーナ席なんだから、もう少し早くつけば真ん中の席も取れたかも!ということ(*^^*) 次回の参考にしましょう。
チケットをとったときの息子の一番のお目当ては、復帰して間もない桃田賢斗選手。リオ五輪でメダル候補と期待されながら、違法カジノ店で賭博していたことにより代表から外され、かつ、無期限の出場停止処分を受けていました。その後今年5月に停止処分が解除。マイナーながらも国際大会で5連勝し、今回の全日本で決勝進出&日本代表復帰を目指していました。が、準々決勝で敢え無く敗退。。決勝戦で桃田選手を見ることはできなくなってしまいました。
そうはいっても、日本バドミントン界は、リオ五輪金メダリストの女子ダブルス髙橋礼華&松友美佐紀ペア(世界ランキング2位)や、それに対する福島由紀&廣田彩花ペア(世界ランキング4位)、女子シングルス世界ラインキング2位の山口茜選手など、世界レベルの選手が沢山!日曜日の5時半に起きて出掛けるという苦行(笑)だって全然なんのその、の魅力です(^^♪
ちょっと脱線しますが、先に桃田選手のことを言うと、全日本での決勝進出は逃しましたものの、復帰後の戦績が評価されて推薦という形で2018年の代表復帰決定!おめでとうございます。これからの活躍が楽しみです。
そんなこんなで、朝9時に会場入りして、10時の試合開始から観戦(*^^*) 男子ダブルス、女子シングルス、女子ダブルス、男子シングルス、男女混合ダブルスの順で試合が行われ、終了したのは16時半頃。全部観てきました!
さすが決勝戦だけあって、どの試合も素晴らしかった。
バドミントンの試合は初めて観に行きましたが、選手のラリーに合わせて会場中が一緒に呼吸をしているような雰囲気がとても楽しいです。
たとえば、注目の髙松ペアが出場した女子ダブルス決勝戦。恐らく私のようにリオ五輪金メダリストが観られる!というワクワク感を持って観に来た方も多いと思われ、多くの方が、髙松ペアのスマッシュが決まると「わー!うまい!」と言ったり、惜しくも逃すと「あぁ。。。」と落胆したり。そんな皆さんの感嘆の声やがっかりした溜息が、会場全体の空気になって動いている一体感が楽しかった!
でも、この女子ダブルスを制したのは、髙橋礼華&松友美佐紀ペアではなく、福島由紀&廣田彩花ペア。あの空気感のなかでストレート勝ちは、ものすごい精神力だと思います。「勝ちたい!!」という気迫が私達にまで伝わってきて、素晴らしかった!おめでとうございます。優勝インタビューで福島選手が「髙松にやっと勝てた!」とストレートな言葉で表現していたのが印象的でした。
どの種目も目が離せないほど素晴らしかったのですが、今回私が競技として一番面白い~!!とインパクトを受けたのは、男女混合ダブルス。ミックスダブルスとも言われますね。
これまで、体力に差のある男女がペアになって同じ競技をすることの意味がよく分かりませんでした。フィギュアスケートのペアみたいに、役割の差がはっきり分かればまだしも、どうして、強さを争う競技で、わざわざ男女で組むのだろう。。と。強さを追求するならば、もともと体力に差があるんだから、わざわざ男女で組まなくたっていいじゃない、と。
しかし、これがとても面白かった!!その体力差から、意外な驚きや、お互いへの思いやり、試合運びのスマートさなんかが伝わってきて、それだけでもドラマチック。女子選手が男子並みの力強いスマッシュで相手の虚をつき得点するところ、男子選手が更に高い位置からジャンピングスマッシュで決めたり。ダブルスは、シングルスと比べて、動きが速くてそれだけでも複雑で面白いのですが、男女ペアとなると、そこに男子だけ或は女子だけにはないハーモニー感が生まれる。
バドミントンダブルスの場合、前衛と後衛をどちらがするという明確な決まりはないようですが、男女ペアの場合は、大概女性が前衛で男性が後衛。女性が前で細かい処理をして、男子が後衛でダイナミックな動きをする。ま、細かい動きと言っても、女子だってかなりパワフルです。
観ていて、はぁ、なるほど、世の中はやはり、異質なもののペアで動いているんだなぁ。。なんて妙なところで感心してみたりして(笑)
中国の古い思想に陰陽五行説というのがあるそうです。自然界のすべてのものは、陰と陽に分けられるという。たとえば、太陽と月。男と女。その陰陽が、自然界は五行(木、火、土、金、水)という5つの要素で成り立っているという五行説と結びついて、様々な複雑な事象の説明ができる、という。
その思想の一番のとっかかり、陰陽という性質の異なるものの一対の中でも分かりやすい「男女」のペアであることで、試合の流れに意外な驚きが生まれるのかも。
今回男女混合ダブルスで優勝したのは、日本ユニシスの東野有紗&渡辺勇大ペア。渡辺選手は、男子ダブルスでも優勝しています。準優勝の志田千陽&小林優吾ペアの小林選手は、男子ダブルスで準優勝。それぞれ、別のペアでも活躍中というのも面白いな~と思います。
日本の男女混合ダブルスチームは、世界ランキングでは、一番強い選手でもまだ二ケタ台。東京五輪に向けてどれだけ強くなって行くんだろう。。楽しみです(*^^*)
男女混合ダブルスバドミントンの魅力は、こちらのサイト「スゴバド」さんの「バドミントン【ミックス】ダブルスのコツ(戦術)」で分かりやすく解説されています。
「バドミントンはイギリスから来た紳士のスポーツです。女性を立てられない男性は女性と組んでミックスダブルスをやる資格はありません。また女性もおおらかな気持ちで男性のミスを見過ごしてください。笑」なんですって!ご興味のある方、ぜひ読んでみてください。
どの種目も、実力派の選手がずらりと並んだ日本バドミントンチーム。これからも楽しみですね♬
個人的には、息子がバドミントン部に入ったご縁で観始めたスポーツですが、もう目が離せなくなりそうです(*^^*)