群馬県藤岡市に鬼石というところがあります。「鬼石(おにし)」と読みます。「鬼の石」なんて、怖いような、ちょっと民話チックな(*^^*)
その町で毎年、節分でみんなから追い出されてしまった鬼を迎え入れる「鬼恋節分祭」というお祭りが開かれているんです!ご存知でしたか?
群馬県民の私からすると、鬼石ということころは、県民かるたの草分け「上毛かるた」で「三波石(さんばせき)とともに名高い冬桜」という1枚に象徴される、「三波石」が採れて、冬桜が美しいところ!実際、鬼石はのどかなところです。そして、田舎だけど豊かなところというイメージ。昔から三波石が採れたり、産業が発達していたからでしょうか。
2019年3月6日(水)21:00~の「家、ついて行ってイイですか?」の舞台が鬼石町の鬼恋節分祭。そこでも豊かな家族が登場するようですよ~。今回は、そんな豊かなご家族も住む鬼石を、グンマー(群馬の人)の誇りをかけて、ご紹介します!
「鬼恋節分祭」は、全国の節分で追い出されてしまった鬼を迎え入れるお祭り。「鬼恋」なんて、なんとも素敵な名前のお祭りですね!
毎年、節分の2月3日以降の土曜日か日曜日に開かれています。今年は2月3日(日)に開催されました!ご興味がある方は、来年ぜひ♪
イベントは、鬼石吹奏楽団の演奏、それから、目玉の鬼呼び豆まき!
掛け声は「福はうち!鬼もうち!」なんですよ。
「鬼のとっちゃなげ汁」「甘酒」のサービスや、豆の他に商品券を蒔いたり、鬼とジャンケンをして負けると景品がもらえる「鬼とジャンケン大会」、歌謡ショーなど楽しい企画が盛りだくさん!地元の皆さんにも大人気のお祭りです。
鬼を呼びたい皆さん、来年、ぜひいらしてくださいね!
【鬼恋節分祭】お祭り情報
●日時: 毎年節分の日以降の近い土曜日か日曜日
●場所: 群馬県藤岡市鬼石仲町・おまつり広場
●行き方:
【車】関越自動車道「本庄児玉」ICより30分、「藤岡」ICより20分
【電車+バス】JR高崎線本庄駅南口より朝日バス「神川町神泉総合支所」行きで40分
●藤岡市HP:鬼恋節分祭はこちら
「鬼石」という地名の由来はいくつか説があります。
Wikipediaに載っているのは「アイヌ語の「オニウシ」(樹木の生い茂ったところ)に由来する説」という味気ないもの(苦笑)
でも、鬼石には、地元の御荷鉾山(みかぼやま)に住んでいた鬼が、富士山より低い山であることが気に入らずに、一晩で高くしようと石を積み上げたところ、空は白み始め、悔しがった鬼が石を放り投げたところ、その落ちたのが鬼石だという伝説があるのです。
そして、地元の鬼石神社の御神体も鬼石と呼ばれる霊跡で、鬼にまつわる伝承が残されているということです。
民話チックな由来、ロマンがありますよね?
実のところ、鬼石で「石」は特産品です。古くから群馬と埼玉県境を流れる神流川(かんながわ)で採れる「三波石」で有名です。
(三波石・Wikipediaより)
三波石は、庭石として珍重されています。
その三波石が採れるのが、神流川。
(三波渓谷・Wikipediaより)
鬼石では、三波石が採れることから、石材屋さんや庭石を扱う造園屋さんも多く、全国的な庭石の集積地にもなっています。
もともと、鬼石は神流川の中流域にあって、埼玉の秩父地方に隣接。県境で川の中流にある中心地区として、昔から薪炭や、紙繭などの市場町として発達してきたのです。
ですから、今でも、田舎町でも開放的で豊かな雰囲気。
産業があるって良いことですね♪
鬼石でもう一つ有名なのは、「冬桜」。
桜は、普通、春に咲きますよね。
でも、種類によっては冬に咲く桜もあるのです!そして、鬼石の桜山公園は冬桜の名所。
紅葉とのコラボが素晴らしく美しいのです。
(桜山公園・藤岡市HPより)
見ごろは毎年、11月中旬から12月初旬!今度のシーズンにぜひ見に行ってみてくださいね!
ちなみに、桜山公園はその名の通り、4月の桜も見事です。
【桜山公園 観光情報】
●冬桜の時期: 毎年11月~12月
●場所:
今回は、群馬県藤岡市の鬼石をご紹介しました!
民話チックな名前も、豊かな産業も魅力的な群馬県藤岡市の鬼石。
鬼呼び豆まきや、三波石、冬桜、春の桜を見に、ぜひ遊びに来てくださいね♪
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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