八角(スターアニス)と花椒(ホワジョー)の香り高い四川料理気分なトンポーロー(東坡肉・豚角煮)を作りました(*^^*)

ひと振りあるいは一粒だけで広がる香りの世界、スパイスの魅力にはまっています(*^^*)
本日注目のスパイスは「八角」。またの名を「スターアニス」。

8つの羽みたいなパーツを持つ果実。だから八角。写真のは7つになっちゃったけど。。アニスやフェンネルの香りに似ていて、星の形をしていることから英語名はスターアニス。原産地は中国。中国の代表的なミックススパイ五香粉(ウーシャンフェン)にも使われ、中国料理には欠かせないスパイスの一つだそう。

香りは、スパイシーでフルーティでエキゾチック。杏仁豆腐の独特な香りは、この八角によるもの。甘い料理にも合うのですね。

スパイスが魅力的なのは、その香りだけじゃなくて効能にもあります。

スターアニスには、胃腸の欠陥に刺激を与えて働きを良くしたり、血液の循環を良くする効果があると言われます。そのため、冷え性や風邪などで体力が低下している時に摂取すると良いそうです。

私は、この香りを嗅いで「うーん!!トンポーローの香りだ~~!!」と思いました。こうなったら、トンポーローを作るしかないでしょ(^o^)丿

トンポーローは、簡単に言えば中国の豚角煮です。皮つき肉で作るのが王道らしいですが、なかなか皮つき肉は手に入らないので、豚バラブロックで♬

スターアニスと合わせて使うスパイスは、麻婆豆腐を麻婆豆腐たらしめるしびれるような刺激的な辛さの魅惑の香り「花椒(ホワジョー)」。またの名を「セシュアンペッパー」。

この二つのスパイスは、唐辛子と並び、中国四川料理に欠かせないもの。四川料理と言えば、麻婆豆腐、坦々麺、回鍋肉、棒棒鶏、チンジャオロースに、エピチリなど。辛い!!という印象のものが多いですね。海から離れた地域のため、保存のために唐辛子や花椒といったスパイスを効かせる料理が発達したそうです。

トンポーローも、四川料理の一つ。歴史は古く、11世紀に生きた北宋の詩人蘇軾(そしょく)が考案したと伝えられるとか。11世紀ですって~!日本では平安時代。その時代からある料理を、中国原産のスターアニスと花椒の香りに包まれて作って食す(^o^)丿 なんて悠久の歴史を感じさせる料理なんでしょう!

そして大事な香りであり旨みの素がもう一つ。
日本の伝統的なハーブ、ネギ!

生では辛く、煮ると甘い。臭み消しから香りづけまで大活躍。日本の食卓は、ネギ無しでは語れないでしょう。トンポーローでも、肉を煮こむときの臭み消し&香りづけとして活躍してもらいましたよ♬

四川料理気分なトンポーロー(東坡肉・豚角煮)のレシピ

レシピはこちら「シェフごはん」に掲載されている陳 建太郎シェフのレシピ「東坡肉 トンポーロー(豚の角煮)」 を参考にしました。

煮こんでいる間の、スターアニス、花椒と肉の香りがたまらない。突然中国料理屋さんになっちゃった気分(^^♪ っていうワクワクも料理の楽しみの一つ。そんなこんなで楽しんで1時間半ほど。出来ました!

はぁ。。初めて作ったトンポーロー。スターアニスとホワジョーの香りが効いて本格的。

実は、レシピでは紹興酒を使うところ日本酒にしたり、中国醤油を使うところ普通の醤油にしたりと、手の届くところにあるもので代用しています。
でも、美味しいものは世界を結びますね♬ なんちゃって四川料理なトンポーロー、美味しかった(*´ω`*)

ご興味がある皆さまも、ぜひ作ってみてください。普段の豚角煮にスターアニスを追加して煮こむだけでも、随分香りの世界が広がりますよ♬

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