読書レビュー「アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める! 人生を変える! 奇跡のアロマ教室」

先日受講したエッセンシャルオイル(精油)の基礎講座「アルマフォルトナータ®講座」の中で、「植物から抽出するエッセンシャルオイルは、抽出部位によって作用に特徴がある」と学びました(*^^*)

(講座受講についての記事はこちらです。)

たとえば、葉から抽出するエッセンシャルオイル。植物の葉は、大気中の二酸化酸素を取り込み、いらなくなった酸素を吐き出しますね。また、葉は、光合成をおこない、植物が生きるために必要なエネルギーを循環させます。ということはつまり、植物にとって葉は、私たち人間にとっての呼吸器や心臓のように、生きるために必要な循環機能を受け持っているということ。

このことから、葉から抽出されるエッセンシャルオイル、例えばティートリーやユーカリは呼吸器のケアに役立つとか。また、心への作用として、成長に必要なエネルギーを得るために、葉のようにのびのびと心をひらき、ありのままの自然な姿でいいんだとオープンに受け取るエネルギーを高めるそうです。さらに、葉はギザギザしていたりとがったりしていますね。これは、武器をもつということ。何と戦う武器なのか?-ウィルスや菌です。そのため、葉のエッセンシャルオイルには抗ウィルス作用や殺菌作用があり、結果として免疫力を強壮してくれるそうです。

この他、樹脂系のエッセンシャルオイルは細胞再生などに効果があると言われます。というのは、木の幹が傷つけられたとき、木は樹脂を出して自ら修復、再生しますね。このことから、樹脂から抽出されるフランキンセンスやミルラには細胞再生の機能があると言われています。また、この再生機能は心にも有効。傷付いたり疲れてしまった心を癒す効果が大きいそうです。

講座では、A4サイズのテキストの2/3ページくらいにザッとまとめてあっただけでしたが、このことをもっと広く深く知ることができる本がこちら「アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める! 人生を変える! 奇跡のアロマ教室」です。

(画像をクリックするとamazonのリンクへ飛びます)

実は、今回の講座受講の暫く前に読んで、「へ~!アロマをこんな風に捉えることができるんだ!面白いなぁ」と思っていました。そして抽出部位ごとにインデックスをつけて、よく読み直しています。

エッセンシャルオイルの本では、そのオイルの香りの特徴が直感的な言葉で表されていることが多い印象を受けます。そして、効用については、含まれる成分による分類などが説明されていたり。それはそれですごく役に立つし、私は複数のアロマテラピーの本を活用していて、この本は全部網羅的に説明している、とか、この本はメディカルなアプローチの説明が多いとか、この本は私が使っているドテラのオイルに特化している、等使い分けているので、どの本も私にとっては大切です。

その中でこの本は、精油の香りを、その精油ならではの物語(形、色、成分などからどんなメッセージを発しているか)が詳しく紹介されている点が秀逸。精油の香りと効能を、抽出部位による意味付けから始まり、学術名や成分による心身への効果、古代中国の陰陽五行説に当てはめたり、チャクラではどのチャクラに作用するかや、カラーセラピーでの意味合いなど、非常に深い部分まで踏み込んで取り上げています。

たとえばよく、「心躍る楽園へ誘う香り」とか「爽快感あふれる香りでダイエットに効果も!」など説明される、あるエッセンシャルオイル。

詳細の説明では

『楽園』という意味の学名のとおり、人をウキウキした気持ちにさせて、笑顔を引き出き出す陽気な香りです。この香りを店内に漂わせると売り上げが増えるという効果も、気持ちがほどけて、つい買ってしまいたくなるようです。

とあります。

「あたらしい アロマテラピー事典」より。この本もすごく良い本です。私が初めて買ったアロマテラピーの本。表紙がすりむけるほど愛読中(*^^)v)。

それを読んで「そうなんだ~!」と実際嗅いでみて「確かに、ウキウキする(*^^*)」なんて思っても、では、なぜそういう香りなのか、というストーリーまで深くは書かれてません。

一方、「アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める! 人生を変える! 奇跡のアロマ教室」では、同じこのエッセンシャルオイルの香りについては、下記のように説明しています。

まず、抽出部位である「実」の意味から。

・・・果実=実は、植物にとってどのような存在か考えてみましょう。花が受粉して実をつけます。実はスクスク成長し、熟すと木から切り離されて地面に落ち、実の中の種が新しい生命のサイクルを生み出す ―― つまり、実は植物の「子ども」にあたるのです。
そのとおり、果皮のエッセンシャルオイルの香りは、シンプルで元気になるものが多く、明るくて、純粋で、自由。まるで子どものようなエネルギーを持っています。

学術名からの説明や、

学術名は Citrus Paradisi です。Paradise(パラダイス)、という言葉が印象的です。これはグレープフルーツが『楽園(パラダイス)の果実』として珍重されていたことに由来します。アロマセラピーでも、目の前の世界をハッピーなものに変えてくれる香りです。

陰陽五行の説明も!

五行でいうと、『土』の質。幸せや満足感等、豊かさを感じさせてくれる香りです。また、子どものような気持ちに戻してくれる純粋な香りには、自分らしさをのびのびと伸ばしていく『木』の質も感じます。

あ、「グレープフルーツ」と書いちゃいました!!
そう、そのとおり、グレープフルーツの説明です(*^^*)

とま、こんな感じなのです。これ以外に、カラーセラピーの要素、身体作用や皮膚作用等の情報も満載。また、著者の小林ケイさんは、現役のセラピストで抱負なセラピー経験をお持ちで、そのご経験の中からそのオイルの効果の印象的なエピソードも交えて説明されています。

また、さらにもう一歩踏み込んで、香りから生き方論にまで発展していっちゃうところも、この本のすごいところ!

グレープフルーツの説明の中では、

現実に起きる事というのは、それ自体に意味はなく、私たちがそれぞれに意味づけをして生きています。目の前に起きることすべてにポジティブな意味付けをする人は幸せな人生を生きているし、すべてにネガティブな意味付けをしていたら、つらい人生を生きているということになります

そんな「ネガティブな意味付け」をしてしまうとき、グレープフルーツの香りは感情をクレンジングしてくれる、とか。

著者の小林ケイさんご自身が、アロマセラピーによって自律神経失調症やうつから回復したご経験があるそうで、香りによって自分に目覚める“Awakening Aromatherapy”(目覚めのアロマ)ということを提唱しているためでしょう。

本の中で取り上げられている精油は、全21種類。21種類の精油すべてにそのようなストーリーが説明されています。初めて読んだときは、一つ一つ読み進んでいって、読み終わるのがもったいないと思う位に面白かった!今でも、読むたびに発見があります。

既にオイルを使い始めている方にも、これから使うオイルを選ぼうかなと思っている方にも、きっと気付きのある本です。オススメです(*^^*)
人生、変わるかも!?

香りと向き合うことで、表面的に仕事やステータスが変わることもあるでしょうが、表面的な変化はなくても、自身の変化はきっとあるはず。私も、エッセンシャルオイルを使い始めてからのこの1年ちょっとで内面的には大きく変化しました。前よりずっと、生きやすくなった♬

縁あって当ブログをご訪問くださって、この本を手にされた皆様が、楽しく読んで、一つでも気になる香りがあったら試してみて、ご自分に素直に向き合えますように!可能性をグングンと広げていかれますように(*^^*)

mizuetty