葉加瀬太郎コンサートツアー2017「VIOLINISM Ⅲ」最高に楽しかった♬

 

生まれて初めて、葉加瀬太郎さんのコンサートへ行ってきました!

たしか3か月前に駅でポスターを見て、気軽な気持ちでチケぴのwebにアクセスしたら、既に完売Σ(・ω・ノ)ノ! ホール会館のウェブサイトにあった「ネット予約分は完売です。残席については直接お電話ください」のような案内に望みをかけて電話した会館事務所で、2階席の後ろから2列目の端の方に辛うじて席を確保できたという、レアチケット。

葉加瀬太郎さんといったら、「情熱大陸」に代表されるような、クラシックの域をはるかに飛び越した世界観のある表現力と、エンターテイメント性、軽快なトーク、ワイドショーまでも賑やかせるような(苦笑)話題性が、魅力かな~と思っていました。バイオリンを軸にした究極のエンターテイナー。

さらに、チケットをとった後に、コンサートはすごく人気でチケットは入手困難なこと、最後は「情熱大陸」の演奏で、ジュリアナ時代のようなド派手な羽根つき扇子「ハカセンス」を手にみんなで踊りまくってすごく楽しいものだと聞いていたので、もう、2階だろうが、端っこだろうが、とてもとても楽しみにしていたのです。

今回の演出は、映画監督でもある堤幸彦さんが担当。直前に急なハプニングがあり、オープニングに間に合わないという事態に襲われて遅れて入った私達にもはっきりと分かる、イタリアの小さな村(※)の広場に集う音楽家たちのイメージ。立体感のあるセット、モダンなライティング。バイオリン、ギター、チェロ、ピアノ、ベース、パーカッションそれぞれの皆さん、どことなく少し前のヨーロッパ風の衣装で。

曲目も、オーケストラとのコラボではなくクインテッド(五重奏)だからか、何楽章もあるような大作ではなく、聴きやすい小品集ばかりです。クラシックだけじゃなくて、葉加瀬さんオリジナルの曲もあれば、「ミッションインポッシブル」のテーマなんていう現代音楽もあり、クラシックに詳しくなくても、十分に楽しめるナンバーばかりです。

合間にある、葉加瀬さんのトークやコンサートグッズの紹介コーナーは爆笑の連続。うわさの「ハカセンス」を買って、最後の「情熱大陸」で踊るのを楽しみにしていましたが、何と、今回は、ニューグッズ「ハカシェイカー」(シャカシャカいう小さな楽器)が登場したそうで。「これまでの扇子は素晴らしい。だけど、このシェイカー、見てください。美しいフォルムですね。しかも、これを鳴らせば、一緒に音楽が作れるんです。ないとね、、なんというか、『疎外感』。。だから、ね、欲しくなっちゃったでしょう?」という誘導ばりばりの葉加瀬さんのトークに爆笑して、もう、絶対それを買おう、と、テレビショッピングを見ている気分になっちゃったりして(笑)

いやはや。一部も二部も一時たりとも飽きさせない演出と演奏。「葉加瀬太郎の、ふれあい散歩」なんていう映像コーナーまであって、そこでは、うちの地元ショッピングモールに、コンサート当日の午前中に行った映像があって、ジモティがものすごい大喜び。

最後の「情熱大陸」は、会場総立ちで、盛り上がりましたよ~。クインテッドの皆さんは、途中から、それぞれの楽器を置いて、みんなでドラム隊になってしまいました。

そうそう。新作の「ハカシェイカー」は、売り切れちゃって買えませんでした。その代り、高校1年生の娘が誕生日プレゼントにと「ハカセンス」を買ってくれました。私の誕生日だったのです。思わぬサプライズに、感激。ありがとう♡ 大きくなったなぁ。。(´▽`*)

アンコールは、アメリカの作曲家ジョニー・マーサーの名曲「ドリーム」という曲でした。たぶん、聞けば「あぁ、聞いたことがある!」って誰でも思うほどの有名な曲です。1944年に作曲され、世界中で大ヒットを飛ばしたナンバー。でもその当時は、日本では昭和19年。つまり、太平洋戦争での敗戦の色が濃くなり、国内ではアメリカの音楽は「敵性音楽」として聞くことも演奏することも許されなかった時代です。

葉加瀬さんは言いました。

「こんな素晴らしい音楽を聴いちゃいけないなんて、うそです。そんなことが起こる時代を、二度と一度繰り返してはいけません。心を込めて弾きます」

しっとりとした締めくくりでした。

長生きしたいな~と思いましたよ。

音楽を聴いて、長生きをしたいと思ったのは初めてです。それくらいに、もっともっと聴きたいと思ったし、私はピアノを少し弾くのですが、あんなに上手には無理でも私なりに弾けたらいいな~思ったし、何しろ、もっともっと、色々見たり、会ったり、行ったり、経験したり、何が起こるか楽しみに、これからも生きて行こうと思いましたよ。

葉加瀬太郎さんのコンサート、本当に素晴らしかった♬

生きていること、出会えたこと、共有できることに、感謝です(*´ω`)

次回は、今回売り切れてしまった「ハカシェイカー」をゲットして、右手に「ハカセンス」、左手に「ハカシェイカー」を持って、葉加瀬太郎さんたちと一緒に音楽を作ってきたいと思います。「私もやりたい!」って言う方。ぜひ、皆様の街で、葉加瀬太郎さんのコサートへ、行ってみてください!絶対、素晴らしい舞台にパワーをもらえますよ~。

そうそう!今回のツアーは年末まで続きますので、これから行かれるという方がいらしたら。

「ハカシェイカー」は、開演前にゲットすることをオススメします!

私は、ツアーのはじめのころだったというのもあるかと思いますが、休憩時間に買いに行ったら並んでいる途中で売り切れてしまい、とってもがっかりしました。今年の「ハカセンス」も実用性抜群で素敵ですが、やっぱり、一緒に音楽を作れるっていう一体感は「ハカシェイカー」だけのものですから♬ 楽しんでくださいね!

(※)
コンサートの舞台となっているイタリアの架空の村の名前は「クレルモンナーラ村」。そして、この村には、夕方になるとカフェやレストランで食前酒やデザートなどをタダで振る舞う食べ放題・飲み放題の制度「クレルモンナーラ・ナンデモホシイノ(≒くれる物なら、何でも欲しいの)」があるとか。これを後日プログラムで読んで、大爆笑ヽ(^o^)丿 葉加瀬太郎さんって、ホントに根っからのエンターテイナーなんですね!

コンサートで演奏される曲も満載の葉加瀬太郎さんの新アルバムはこちらです!

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