Categories: 気になること

ログハウスBESS人気の秘密!展示場、価格、二木浩三社長の経歴や感性マーケティングとは?【カンブリア宮殿】

最近、住宅街の中にログハウスが増えています。都会にあってもログハウスで暮らす。ハンモックに揺られ、薪ストーブを楽しむ家族も多いとか。

そんな自然派住宅を手掛けるのは、二木浩三社長が率いる(株)アールシーコア。「BESS(べス)」というブランドで、ログハウスなど天然木を使った住宅販売を展開しています。

BESSの家は今大人気。週末になればモデルハウスの展示場は、テーマパークさながらの賑わい。

2019年2月28日(木)の夜10時~、テレビ東京の「カンブリア宮殿」にBESSの二木浩三社長が登場。

BESS人気の秘密、BESSブランドを育ててきた二木浩三社長の経歴や経営哲学、「感性マーケティング」とは何か、BESSの住宅展示場はどこにあるのか、BESSの家の価格はどれくらいか等について調べてみました。

BESSってどんな住宅?

BESSの家はどんな家なのでしょうか?

公式インスタグラムに沢山の素敵な写真が掲載されていますので、少しだけご紹介しますね。

(インスタグラムBESSの家より) 

雑誌から抜け出してきたみたいな素敵な家ばかりですね!そして、集まっている人たちの、なんてイキイキして、楽しそうなこと!

住宅展示場はすごくユニークで、薪割りやDIYなども体験できて、テーマパークみたいに楽しいんですって!

展示場には実際にBESSの家に暮らす、LOGWAYコーチャーという方がいて、家のこと、実際に暮らしてどうなのか等お話も聞けるそうですよ。

こんな素敵な家をプロデュースするBESSってどんな会社なのでしょう?


 BESSの歴史や意味は?人気の秘密は?

BESSが誕生したのは、1986年「ビッグフット」というブランドで、「家は道具」のコンセプトで「ハンドヒューンログハウス」発売しました。

当時は、バブル経済に向かって日本中が活気で満ち溢れていた時代ですね。住宅もどんどんと値上がりしていた時代です。

そんな時代に産声を上げたビッグフット、のちのBESS。今から30年以上も前ですから、長い歴史があるのですね!

1989年にはユニークな「ドームハウス」を発売。

1991年には、カントリーログハウス、1994年には「ファインカッログハウス」という丸型が全盛のログハウスの中に斬新なカラーリングの角材ログハウスを発表しました。

2004年には都市型スローライフ住宅「ワンダーデバイス」、2005年には「程々の家」と、次々にユニークなコンセプトの住宅を発表。

2008年には、ブランドを「ビッグフット」から「BESS」に変更。「住宅ブランド」から「暮らしブランド」へと進展

って、ちょっとわかりにくいですよね?

それは、「BESS」の名前の由来を見るとわかるそうです。ここはBESSのホームページから引用します。

BESSとは「Bigfoot・Essential・Slowlife・Spirit」の略称。

ビッグフット(Bigfoot)時代から、自然体の、本質的で飾らない(Essential)スローライフ(Slowlife)を大事にしてきたが、テクノロジーが発達したこの時代、薪ストーブにしろDIYにしろ、スローライフを楽しむには、それなりの心意気(Spirit)がいるもの。

BESSというブランド名には、ずっと変わらない、そんな思いがこめられている。

なるほど。。

単なる住宅ではなく、心意気を大切にした暮らしの提案というところなのですね。

そこが、他の住宅メーカーにはないところ。

そんなBESSの、家は「住む」ものより「楽しむ」もの!という哲学が、人気の秘密なのでしょうね。

BESSのホームページに面白い図が載っています。BESSの家が、どんなコンセプトなのか?ということを表した図。見ると、面白いですね。

(BESSホームページより)

自然機能と感性重視のあたり。

日本古来の「里山」みたいだな、と思いました。

自然の中にあるけれど、人々の暮らしが息づいている「里山」。自然と暮らしが調和するところ。

でもBESSの場合は、「暮らし」というより「感性」を大切にしているところが、里山とは違う点かもしれません。もっと現代的な感覚ですね。

次は、BESSを率いる創業社長、二木浩三さんに焦点を当ててみましょう。

二木浩三社長の経歴は?どんな経営哲学なの?


(カンブリア宮殿ホームページより)

BESSブランドを展開するのは、(株)アールシーコアという会社です。その社長が、二木浩三さん。

アールシーコアの意味は、「R」はRegard(尊重する)、「C」はConfidence(信用)、「CORE」はその核という意味だそうです。

尊重や信用、そしてその核。

真面目な経営姿勢が伝わってくる素敵な社名ですね!

⇒ 株式会社アールシーコアのサイトはこちら

社長の二木浩三さんの経歴を調べてみましたよ。

お名前: 二木 浩三 (ふたぎ こうぞう)
生年月日: 1947年生まれ
出身: ⽯川県美川町(現⽩⼭市)

略歴:

寺の多い町で育つ。祖父は仏壇氏。父は機織り工場を経営しながら、戦死した友⼈や知⼈の⼦どもたちを⾃宅で預かっていた。

高校卒業後、21歳(1968年頃)で、合成繊維の原料である撚⽷(ねんし)⼯場を起業。古い⼩学校の⽊造校舎を⾃分たちで移築し、電気技師の資格も取って ⾼圧電源の⼯事も⾃分で済ませまた。しかし、33歳(1980年頃)のとき会社が行き詰まり、巨額の負債を抱える。

1985年アールシーコア設立、代表取締役に就任。当初は企画コンサルタント会社としてスタート。

1986年、BESSの前身であるビッグフット事業を開始。次々に新しいコンセプトのログハウスを世に出す。

2008年 ビッグフットをBESSに改名。住宅ブランドから、暮らしブランドへと脱却し、ユニークなコンセプトの家と暮らしを提案し続けている。

2019年の今年は72歳!70歳を過ぎて現役社長、そして、次々に新しい事業を展開。すごいですね!

順風満帆だと思いましたが、実は、アールシーコア創業の前に、大きな事業の失敗を経験されていたのですね。驚きました。

それでも、立ち上がって、新たな起業。

すごいバイタリティだなぁと感心します。

日本は、起業に一度失敗すると、もう一度立ち上がるのは難しいといわれることがありますが、そんなの関係なく再出発。そして、大きな成功。

今、大きく成功している会社の影には、そんな失敗が沢山あったのでしょうね。

話は飛びますが、今、NHK朝ドラで、チキンラーメンの創業者、安藤百福さんをモデルにした「まんぷく」が大人気ですが、百福さんも、無一文から立ち上がった人。まず、戦争で全事業を失い、47歳の時には理事長を務めていた信用組合が倒産して一文無しになったところから、ラーメン事業を創業するのですよね。

そんな再生ストーリーにも通じるものがあるなあと感心しています。


アールシーコア躍進の秘密!感性マーケティングって何?

アールシーコアは、住宅業界の中では異色の存在です。

住宅というと「住む」機能やコスト面等が重視されがち。でも、アールシーコアは、もともと企画コンサルタント会社としてスタートしたこともあり、「住」も感性で選ぶ時代になるということにいち早く目を付けたようです。

そして、「家自慢より暮らし自慢」というコンセプトを前面に打ち出して、「趣味の世界だから需要は限定的」とされていたログハウスを売り出したのです。

これは、住人の暮らし方よりも、住宅の機能性を重視しがちな住宅業界の常識への挑戦でした。

チャレンジングだなと思うのが、そのコンセプトだけでなく、時代背景。BESS前進の「ビッグフット」スタート時の1986年といえば、バブル経済ただなかで、日本中に勢いがある時代。住宅もどんどん売れたそうです。

そんな時代にあって、あえて機能性重視の住宅ではなく、住む人を選ぶ、嗜好に大きく左右されるログハウス。これに目を付けたのは、こんな大量生産・大量消費をする人々の暮らしが向上する中で、既に衣料や食の部分では、「ブランド」を重視する「感性マーケティング」の時代になっている、これを「住む」において、そんな感性を満たす新しいブランドを投入したいと思ったから、とのこと。

今では、「感性マーケティング」という言葉も定着しているこの方法を、当時は、100人中99人がイヤといっても、1人が好きならそれでいい、「1%マーケティング」とも呼んでいたそう。

すごい感性だな~、と感心します。

社長の感性が、一番時代の最先端ですね!

この「感性マーケティング」を主軸にしているため、BESSの住宅展示場は、楽しいのです。

つまり、他の住宅展示場が「成約」を目標に「狩猟モード」でいるところ、むしろ「農耕」のように耕した豊かな土地(展示場)に来てもらい、その良さを体感してもらってファンになってもらうことを重視しているのが、楽しい仕掛けが沢山あるわけだそう。

なるほど。。

短時間での成約は見込めなくても、長期的な信頼関係や、「ファンになってもらう」という気持ちに働きかける農耕型の感性マーケティング。

人は、何かを購入するときに一番重視するのは「好きかどうか」「気持ちが動いたかどうか」だといわれます。値段や価格は、後付けの理由に過ぎないと。

そんな、人間の根源的な心理を大切にしたマーケティング。すごいですね!

BESSの住宅展示場はどこにあるの?

BESSの住宅展示場「LOGWAY」は、全国にあります。

あなたの家の近くにもあると思いますので、ぜひ行ってみてくださいね!

詳しい場所は、BESSのホームページで確認できますよ♪

気になるBESSの家のお値段は?

暮らすより楽しむ家、BESS。気になるお値段を調べてみました。

BESSのホームページによると、各コンセプトによって発表されている価格帯がありますので、まとめてご紹介しますね。

Wonder Device「X(カイ)」

都市型スローライフ住宅。家は「装置」という新しいコンセプト。

地域標準価格※
16,038,000円~
25,218,000円(税込)
「G-LOGなつ」

樋口一葉の本名「奈津」がモチーフ。木の文化に親しんできた日本人の感性でつくった、新世代のログハウス。

地域標準価格※
17,300,000円~
23,100,000円(税込)
「不常識人COUNTRY LOG」

常識にとらわれず、住む人の感性や個性を自由に表現できるログハウス

地域標準価格※
17,960,400円~
26,157,600円(税込)
「程々(ほどほど)の家」

「グローカルジャパニーズ」をコンセプトに、ジャパネスクハウスをリニューアル。

地域標準価格※
17,614,800円~
26,535,600円(税込)
「BESS DOME」

ユニークな丸い空間の、遊びごころ、全開な家ドームハウス・

ホームページに地域標準価格の記載なし。例として掲載されているのは延べ床面積33坪税別18,280,500円。

※地域標準価格: BESSでは、積雪や凍結などの条件により全国を8つの地域に分け、各地域の条件に対応する地域標準仕様と、それを反映した地域標準価格を採用しています。(BESS HPより)

この価格、お高いと思いましたか?そうでもないと思いましたか?

ちなみに、注文住宅の戸あたり建設費の全国平均は、3,356万円です。(2017年度フラット35利用者調査より・住宅金融支援機構)

BESSのお家が気になる場合は、上記の価格を頭に入れたうえで、住宅展示場へ遊びに行ってみるといいと思います!

まとめ

「暮らす」のではなく「楽しむ」家を提案しているBESS。そして、その会社アールシーコアを率いる二木浩三社長。

世の中に新しいコンセプトを提案し続ける挑戦の姿勢、それによって暮らしを豊かに楽しむ文化が広まっていくこと。

「住むこと」だって、他のなんだって、それまでの常識にとらわれずに挑戦していくのすごさを教えられました。

これからも、BESSの提案、二木浩三社長のご活躍が楽しみですね!

この週末は、BESS展示場で楽しむのもいいかもしれませんね!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました♪

mizuetty